この記事では
- 実際の使用感
- 製品仕様
- Razer DeathAdder V3 Proの細かい形状
- 各持ち方との相性
- Razer DeathAdder V3 Proはどんな人におすすめ
について解説していきます。気になるところから見ていってください。
実際の使用感
初めにあなたが一番気になっているであろう、実際の使用感をお伝えします。
・リラックスしてマウスを持てる
・脱力してエイムをしたい人におすすめ
・かぶせ持ちとの相性が特に良いと感じた
・サイズが大きいので握り込むスタイルには向かない
・指先での細かな操作は苦手
・サイドボタンが大きくて使いやすい
ちょっと大きいけどリラックスして持てるマウス
リラックスして持てる
DeathAdder V3 Proを握った時に「リラックスしてマウスを持てる」と強く感じました。エイムをする時には出来るだけ脱力して、無駄な力を抜くことが大切です。
普段から力を入れてマウスを持っていると、緊張状態になった時に更に力が入ってしまい、思ったようにエイムが出来なくなります。
あなたがいつも使っているマウスはどうですか?指を不自然な場所に置いて無駄な力が入っていませんか?今使っているマウスを確認してみてください。
DeathAdder V3 Proはその心配がありません。手をリラックスさせてそのままマウスに乗せるだけで手にフィットしてくれます。
脱力したエイムを手に入れたい人におすすめしたいマウスです。
ちょっと大きい
リラックスした自然体でマウス操作が出来るDeathAdder V3 Proですが、サイズが大きいのがネックになるかもしれません。
基本的にかぶせ・つかみ持ちで使うマウスなので平均的な手の大きさであれば、「ちょっと大きめかな?」と思う程度で済みますが、手の小さい人からすると「大きすぎる」と感じるでしょう。
他のマウスを上げると、zowie ec1と似た大きさになっています。
近くに実機が触れるお店があれば一度試して欲しいです。
握り込むスタイルには向かないかもしれません
また、DeathAdder V3 Proはマウスを握り込むスタイルの人にはあまりおすすめできません。
理由は二つあります
- サイズが大きい
- エルゴノミクス形状で薬指と小指が外側にいってしまう
指を立ててマウスを握り込む人は、左右対称マウスの方が使用感が良いと感じました。
クリックは全体的に軽めで押しやすい
メイン、サイドボタンのクリックは軽めで押しやすいです。特にサイドボタンが使いやすいと感じました。
DeathAdder V3 Proのサイドボタンは大きめで、親指を上にずらすとすぐに使用できます。
僕は普段valorantをプレイしていて、サイドボタンにスキルを割り当てていますが、「大きく、軽めのスイッチ」なので直感的な操作が可能でした。
製品仕様
サイズ(全長×横×高さ) | 128.0mm×68.0mm×44.0mm |
形状 | 左右非対称 |
重量 | 64g |
センサー | Razer Focus Pro 30K |
ポーリングレート | 最大8000hz(8kドングルが必要) |
ソール | 100%PTFE |
スイッチ | Razer Optical(光学式) |
形状
・大きめのエルゴノミクス形状
・マウスの傾斜が強いので、手首を斜めにするとフィット感が増す
・マウス中央付近が背が一番高い
・マウス後部は低めで手のひらに強く当たる感覚は少ない
・クリックは僅かにへこんでおり、指を乗せやすくなっている
大きめのエルゴノミクスマウスでクリック部分は高め、中央が膨らんでいて、後部は低めの形状をしています
本体が右側に行くにつれて少し傾斜があるので、手首の角度を斜めにした持ち方に最適化された形状と言えるでしょう
右側
マウスのクリック部分から中央付近まではまっすぐで、そこから後部にかけて広がりのある形状になっています
この辺りの感覚はzowie ec1とかなり似ていて、薬指小指の付け根から指先にかけて自然にフィットします
左側
マウスの左側の後ろに丸みがあり、良くも悪くも親指の付け根にフィットしやすい形状です
左側のくびれは実際に持ってみるとそこまで感じないので「握り込む、自然に乗せる」どちらの持ち方でも自然に親指を配置できます
サイドボタンは大きいですが、それでも親指を配置するスペースはしっかりと作られているので問題ありません。むしろ、大き目のサイドボタンだからこその押しやすさがあります
クリック部分
クリック部分は少し高くなっていて、指を乗せやすいように少しくぼみができています
こちらも少し傾斜があるので、手首の角度を斜めにすると持ちやすいです
後部
マウス後部は低く、左右、特に右側に広がりがある形状となっています
手のひらに強く当たる形状ではなく、自然にフィットする形状となっています
持ち方との相性
それではそれぞれの持ち方との相性を見ていきましょう
マウスの持ち方はかぶせ持ち、つかみ持ち、つまみ持ちだけではなく手首の角度、マウスの持つ位置(前後)によっても変わるので気になるところがあれば触れていきます
かぶせ持ち
エルゴノミクスマウスですので、かぶせ持ちとの相性は非常にいいです。手首の角度は少し斜めにして持つと抜群のフィット感を得られます
手首をまっすぐにすると手のひら(薬指、小指の下あたり)のフィット感がなく、少し浮いてしまいます。そして人差し指、中指側の手のひらの接触が強くなります
マウスを前の方で持つ人は手のひらが自然に接触し、人差し指、中指の付け根から指先にかけてしっかりとフィットします
手のひらの当たり具合は後部の高いマウスと比べるとそこまで強くありません。手のひらを押されているような感覚ではなく、自然に手になじむ感じです
マウスの後ろを持って指をべったり乗せる人はマウス中央の膨らみが指にフィットしとても快適に操作することが可能です。
つかみ持ち
つかみ持ちとの相性も良く、指を自然に配置できます
つかみ持ちもかぶせ持ち同様に手首は少し斜めにした持ち方の方が相性がいいでしょう。ただ、マウスを斜めに持つのであれば、手首の角度はあまり関係ないようにも感じます
つかみ持ちをする際には後ろの方よりも前の方を持つ方が自然にグリップできます。
後部に高さがないため、後ろの方を持つと手のひらの当たりが少なすぎるように感じます
また、後部に広がりがあるので薬指、小指での操作がしにくいようにも感じました
つまみ持ち
つまみ持ちとはあまり相性がいいとは言えません
マウスの前の方を持つつまみ持ちであれば持ちにくいことはありません
しかし後ろの方を持つとマウス右側の広がりのせいで薬指が不自然に外に広がるように感じます
もちろん手の大きさ次第では持てると思いますが、その場合は他にもつかみ持ちに適したマウスがあると思うのであえてRazer DeathAdder V3 Proを使う必要はないでしょう
どんな人におすすめ?
- かぶせ持ち、つかみ持ち
- 手首の角度を少し斜めにして持つ
基本的には手首の角度は少し斜めに持つことでRazer DeathAdder V3 Proを快適に使用することができます。
そこを忘れなければ、かぶせ持ち、つかみ持ちの両方で持ちやすく感じる形状になっています。
逆に、手首の角度をまっすぐにしてマウスを持つ人は少し違和感を感じるかもしれません。こういった人はマウスを斜めに持つことで違和感を解消できます
まとめ
実際の使用感をまとめると
・リラックスしてマウスを持てる
・脱力してエイムをしたい人におすすめ
・かぶせ持ちとの相性が特に良いと感じた
・サイズが大きいので握り込むスタイルには向かない
・指先での細かな操作は苦手
・サイドボタンが大きくて使いやすい
形状をまとめると
・大きめのエルゴノミクス形状
・マウスの傾斜が強いので、手首を斜めにするとフィット感が増す
・マウス中央付近が背が一番高い
・マウス後部は低めで手のひらに強く当たる感覚は少ない
・クリックは僅かにへこんでおり、指を乗せやすくなっている
やはりかぶせ持ちをしている人には一回は使って欲しいマウスとなっています。リラックスした状態でエイムをしたい人には特におすすめです。
その反面手の小さい人や、マウスを握り込むスタイルには向かないマウスとも言えます。
実機が置いてあるお店も多いので是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
以上Razer DeathAdder V3 Proのレビューでした。