皆さんQcKというマウスパッドをご存じですか。昔から定番マウスパッドとして多くの人に使用されている商品です。
そんな定番マウスパッドQcKですが、調べているとqckのほかにもQcK Heavyという似た名前の商品が出てきます。
いろいろマウスパッドを購入されている方は違いが分かるかもしれませんが、そうでない人も多いはずです。
そういった方に向けてこの記事ではQcKとQcK Heavyの違いを解説していきます。
・QcKは厚さ2mmでクッション性がない
・QcK Heavyは厚さ6mmでややクッション性あり
・QcKの方が滑りが速い
・QcK Heavyは止め性能が高い
・QcKの方がサイズ展開が豊富
・QcKの方が価格が安い
製品仕様
Qck | QcK Heavy | |
---|---|---|
サイズ(L) | 450mm×400mm | 450mm×400mm |
厚さ(L) | 2mm | 6mm |
サイズ展開 | S~5XL | M~XXL |
ステッチ加工 | なし | なし |
滑り止め | ラバー素材 | ラバー素材 |
Amazon価格(2024年8月) | 2,400円 | 3,380円 |
QcKとQcK Heavyを比べると厚さ以外はあまり変わりません。表面・滑り止めの素材は同じで、どちらもステッチ加工はありません。
サイズ展開はQcKの方が豊富です。小さいサイズや机全体を覆えるほどの特大サイズのマウスパッドをお探しの方はQcKが有力な選択肢になります。
厚さ
QcKとQcK heavyの最大の違いはマウスパッドの厚さです。QcKが2mmに対してQcK heavyは6mmもあります。
では厚さが違うとマウス操作にどのような影響を与えるのか説明します。
薄い | 厚い | ||
滑り | 速い | やや遅い | |
止め | 止めにくい | 止めやすい | |
クッション性 | なし | あり | |
操作性 | 一貫した操作性 | 力の入れ具合で変化 |
基本的にはマウスパッドの厚さによって滑りの速さが変化します。
厚みが薄いと、マウスパッドの表面が沈み込まないので滑りの変化が少なく、一貫した操作性を得られます。その代わりに、マウス表面の摩擦のみでマウスを止めないといけないのでストッピング性能が落ちます。
反対に厚いものだと、マウスパッドの表面が沈み込むのでマウスとの抵抗が増えストッピングしやすくなります。その代わりに力の入れ具合で滑りが少し変化します。また、クッション性があるので腕を乗せた時の負担も減ります。
QcK
QcKの場合は厚さが2mmと非常に薄いのでクッション性がほとんどありません。そのため、沈み込みによるストッピング性能はなく、表面の摩擦でマウスを止める必要があります。
マウスとマウスパッドの抵抗を少しでも減らしたい人におすすめです。
QcK Heavy
QcK Heavyの場合は厚さが6mmと非常に分厚いです。QcKと比べてクッション性があるので指でマウスパッド表面を押すと、少しへこむのがわかります。
実際にマウスを動かしたときもQcKと比べるとわずかに抵抗感があります。しかし、柔らかすぎるわけではないので幅広い人が扱いやすい操作感と言えます。
マウスパッドのストッピング性能を少しでも高めたい人におすすめです。
滑り
QckとQcK Heavyは滑走面の素材は同じですが、実際にマウスを滑らせると滑走速度に違いがあります。先程厚さの説明で述べたように、マウスパッドのクッション性でマウスの滑りは変化します。
Qck
QcKの滑走面はややザラザラとした質感で、マウスを滑らせると抵抗感があります。コントロール性能に長けており、そこまで速い滑走速度を求めていない人にピッタリの操作感です。
マウスを滑らせた時にもマウスパッドの沈み込みがないのでQcK Heavyと比べるとやや速い滑走速度となっています。
QcK Heavy
QcK HeavyはQcKと同じ滑走面ですが、QcK Heavyの方が滑走速度が少し遅くなります。これはマウスパッドの沈み込みによるもので、QcK Heavyの場合は滑走面摩擦に加えて、沈み込みによる抵抗感がプラスされます。
QcKよりコントロール性能が高くなるので、「ビタッ」とエイムを合わせたい人や滑走速度が遅いマウスパッドが好みの方はQcK Heavyの方があっているかもしれません。
価格
マウスパッドを購入する際には価格も重要になります。マウスパッドは消耗品でありいつかは交換しなければいけません。
そんな時にあまりに高いマウスパッドだと交換を躊躇ってしまい、不安定なパフォーマンスのままゲームをプレイすることになります。
QcKとQcK heavyの価格を比べると約1,000円の差があります。
QcK(L) | QcK heavy(L) | |
amazon価格(2024年8月現在) | 2,400円 | 3,380円 |
やはりコスパが良いのはQcKだと思います。しかし、マウスパッドの操作感はエイムに直結するので、少しでもこだわりがある人は1,000円プラスしてQcK Heavyを購入するのもありだと思います。
どっちがいい?
QcKとQcK Heavyの特徴をまとめると以下のようになります。
・コントロール寄りのやや遅い滑走速度
・沈み込みによる滑りの変化はない
・値段が安いのでお財布に優しい
・QcKよりも少し遅い滑走速度
・沈み込みがあるので、マウスのコントロール性能が上がる
・QcKと比べるとややお高め
簡単にまとめると滑りが速い方がいい人はQcK、遅い方がいい人はQcK Heavyを選びましょう。
僕のおすすめはQcK Heavyになります。個人的にコントロール性能が高いマウスパッドが好きなのと、初心者の方はマウス操作に慣れておらず、QcKだとやや止めにくいと感じるかもしれないからです。
ともあれ滑りは完全に個人の好みによるので、やっているゲームやプレイスタイルに合わせて選ぶのもいいと思います。