“ゲーミングマウスの選び方”をFPS7,000時間プレイした僕が解説します。

FPS7,000時間やってるわかるです。

これからFPSをプレイしようと思いゲーミングマウスを選び始めてこの記事を読んでいる人も多い事でしょう。

そこでこの記事では長年FPSをプレイし、数多くのゲーミングマウスを触ってきた僕が「FPSプレイヤー」視点で見たゲーミングマウスの選び方を解説します。

FPS用のゲーミングマウスを買おうと思っている人は最後まで要チェックですよ!

ちなみに僕が使っているマウスはLogicoolのG Pro X Superlight 2というマウスです。気になる人はこちらからどうぞ!

もくじ

ゲーミングマウスと普通のマウスの違い

ゲーミングマウスと普通のマウスの大きな違いは「センサーの読み取り精度」と「マウスの動かしやすさ」だと思っています。

ゲーミングマウスは「ゲーミング」と謳っているだけあり、ゲームにおける快適さに焦点が合っています。それではそれぞれの違いを見ていきましょう。

センサーやクリックの性能が違う

ゲーミングマウスには以下のような特徴があります。

  • マウスの高速移動にも対応した高精度のセンサー
  • 超高速のクリック応答速度

FPSでは素早い視点移動・精密なエイムが求められます。そのため、センサーの読み取り性能が非常に重要です。

しかし、普通のマウスだと素早くマウスを動かしたときにセンサーが追い付かなかったり、細かい動作を正確に読み取ってくれなかったりします。

これでは満足のいくパフォーマンスは発揮できません。

また、ゲーミングマウスはクリックの応答速度(押してから実際に入力が反映されるまでの時間)が速く調整されています。0.1秒を争うFPSでは重要な要素と言えるでしょう。

※ゲーミングマウスの中にもスペック差はあるのでしっかり確認してから購入しましょう。

動かしやすさが違う

普通のマウスは快適かつデスクワークなどで疲れにくいような設計になっているものが多い印象です。そういったマウスは操作性にはあまり焦点が向いておらず、FPSで使用するには使いにくいです。

しかし、ゲーミングマウスは握りやすさや指先での操作性が高く、細かい動作がしやすいです。

FPSをプレイしていない人にはこの重要性はあまり理解されませんが、形状を追い求めていくつもマウスを購入する人がいる程大切なことです。

マウスの大きさ

当然のことですが、ゲーミングマウスごとに大きさが全然違います。そのため、マウスを選ぶ時はスペック表を確認してマウスの大体の大きさを想像してから候補に入れましょう。

基本的に全長・横幅・高さで表記されています。また、レビュー記事や動画を見ると大体どのくらいの大きさなのか説明してくれている人がいるのでそちらもチェックするとより正確にマウスの大きさを知ることが出来ます。

手の大きさを測ることが大切

マウス選びをする時は自分の手の大きさを測りましょう。そうすることでサイズ面で失敗する確率を下げることが出来ます。

もしレビューで「このマウスおすすめですよ」と言っていて、実際に形状が良くても手の大きさと合っていなかったら「自分に合ったマウス」とは言えません。

マウスの形状

それではマウスの形状について解説します。マウスは大きく分けて「左右対称」「左右非対称」に分けられ、その中でも後部の高さやサイドのくびれによって持ち心地が変わります。

「この形状が優れている」というものは無く、あくまでも自分に合った形状を探すことが大切です。

左右対称マウス

最もオーソドックスな形状が左右対称マウスです。言葉の通り左右対称になっているマウスを指します。

市場に出回っている多くがこの左右対称マウスで、万人受けを狙った形状から独特な形状のものまで幅広い商品が展開されています。

個人的には左右非対称マウスよりも指先での操作性に優れていると思っています。そのため、つかみ持ち、つまみ持ちとの相性が良いマウスが多いです。

その反面、かぶせ持ちとの相性はそこまで良くない傾向にあります。かぶせ持ちでマウスを操作する人は次の「左右非対称マウス」をチェックしてください。

左右非対称マウス

razer deathadder v3 proレビュー

左右非対称マウスはマウスの右側がボコッと広がった形状をしているのが特徴的です。この広がりのおかげで薬指・小指を自然にマウスに乗せることが出来ます。

そのため、マウスに手をべったり乗せるかぶせ持ちとの相性が良いです。また、リラックスしてマウスを持ちたい人にもおすすめです。

しかし、右側が広がっているので指先で操作しようとすると薬指小指が外に追いやられてしまい、少し操作しにくく感じてしまいます。手の大きさにもよりますが、つまみ持ちの相性はあまり良くない傾向にあります。

マウス後部の高さ

普通
高め

マウス後部の高さによって手のひらのフィット感が変わります。

手のひらにベタっとフィットし、安定感を高めたい人は後部高め、手のひらにスペースを持たせて自由にマウスを動かしたい人は低めをおすすめします。

マウスサイドのくびれ

くびれがあまり無い
くびれあり

マウスサイドのくびれによって、指先での操作性と持ち心地が変わります。くびれが強いマウスは後方に向かって広がっていく形状をしているので、薬指・小指をマウスに引っかけやすくなります。

逆ハの字

逆ハの字があまり無い
逆ハの字あり

逆ハの字とはマウス底面から上部に向かって広がっていく形状のことを指します。カタカナのハの字をひっくり返したような形状からその名前が付いています。

逆ハの字があると指を曲げた時に親指・薬指・小指の指先がしっかりマウスにフィットしてくれます。そのため指先に力を入れなくてもマウスを持ち上げることが出来ます。

また、指先がフィットするので安定感やマウスと手の一体感が強くなる傾向があります。

その反面、指先が固定されるので持ち方の自由度が落ちるという欠点もあります。癖の強いマウスは逆ハの字になっていることが多いです。

マウスの重さ

FPSゲーマーは非常に長い時間ゲームをします。1時間なんてのは一瞬で過ぎ去り、4時間5時間とプレイすることも少なくありません。そのため、マウスの重さはエイム、腕の疲労感に大きく影響します。

重いマウスは指先の余計な動作を反映しない安定感がありますが、直感的な操作がしにくかったり腕の疲労がたまりやすいといった欠点があります。

軽いマウスは余計な力を入れなくていいので、指先の動きがダイレクトにマウスに伝わります。また、軽いので腕をぶんぶん振っても疲れにくくなっています。

しかし、軽すぎるマウスだと安定感に欠けるという欠点もあります。

最近は空前の軽量ブーム

ではどちらのマウスが流行っているのか。最近は空前の軽量ブームが巻き起こっています。「軽いマウスの方が良い」という風潮が強く、70g台でも重ためのマウスと言われるようになりました。

最軽量マウスは30g台とSSサイズの卵よりも軽くなっています。流石にここまで軽いマウスは中々ありませんが、40g台であればいろいろなメーカーが商品を出しています。

軽いマウスを触っているとガチャガチャで出てくるおもちゃのような感覚があり、少し不安になってしまいます。

60g付近のマウスがおすすめ

ではどのくらいの重さがおすすめなのか。僕のおすすめは60gくらいです。60gくらいであればマウスを重たいと感じることもなく、軽すぎて操作性が損なわれる心配も少ないです。

あくまでも個人の感覚になるので参考程度に留めておいてください。

マウスの接続方式

無線か有線か

予算に余裕があれば、無線一択だと思います。無線マウスは有線マウスと違い、コードの引っ掛かりを一切気にしなくてもいいので、ストレスなくマウスを自由に操作できます。

有線マウスも工夫をすればコードの引っ掛かりを押さえることが出来ますが、どんなに頑張っても無線ほどの快適さは得られません。予算に余裕がある人は無線を選びましょう。

接続の安定性は大丈夫?

無線と聞くと「ゲーム中に接続が途切れるのでは?」という心配があると思います。しかし、現状のゲーミングマウスではその心配はほとんどありません。

プロゲーマーの使用マウスを見ても、ほとんどのプレイヤーが無線マウスを使用しています。プロシーンでも使用されるくらい安定性が高いということです。

流石に全く無名のメーカーが出している5,000円以下で買えるワイヤレスマウスだとかなりの不安があるので注意しましょう。

心配な人はプロ選手が使っているマウスを選んだり、レビュー動画や記事を見て下調べしてから購入しましょう。

有線を選ぶならパラコードケーブルがおすすめ

もし有線マウスを選ぶのであれば、「パラコードケーブル」という柔らかいケーブルを採用したマウスをおすすめします。

パラコードケーブルは従来のビニールケーブルよりも柔軟性が高く、マウスを振り回したときの引きずり感が少ないです。

マウスのスペック・性能

FPSで重要になるマウスのスペックはポーリングレートとスイッチだと考えています。どちらも「FPSの実力を上げるもの」というより「デバイス性能で後れを取らないためのもの」となっています。

本気でFPSをプレイする人はこちらもチェックしてください。

ポーリングレート

ポーリングレートとは「マウスからPCにどれだけ情報を送るか」を示すものになります。

通常のゲーミングマウスであれば1000hzまで対応しているものが多いです。しかし最近ではその8倍の8000hzに対応するマウスも登場しており、高ポーリングレートの需要が高まっています。

正直ゲームのパフォーマンスを劇的に向上させるものではありませんが、対応する数値が高いに越したことはありません。

一ミリでもデバイスで後れを取りたくないのであれば、4000hzもしくは8000hz対応のゲーミングマウスを選びましょう。

そこまでこだわりが無ければ1000hzでも全く問題はありません。ポーリングレートの詳しい解説はこちらからどうぞ

クリック性能

ゲーミングマウスで意外と大切なのがクリック性能です。ゲームでは頻繁にクリックを押すので、耐久性や応答速度が重要と言えます。

ここではゲーミングマウスに搭載されているスイッチを紹介し、それぞれの特徴を解説します。

メカニカル(機械式)スイッチ

  • スイッチ内の部品の接触で入力を検知
  • 歯切れのいい押し心地

メカニカルスイッチは従来から採用されているスイッチになります。スイッチ内の部品の接触で入力を検知します。

メカニカルスイッチはクリックしたときのカチカチとした歯切れのいい押し心地が特徴的です。

しかし、部品が接触した時の反発による誤入力を防ぐために「デバウンスタイム」を設定しないといけないので、オプティカルスイッチと比べるとわずかに応答速度が遅くなります。(ほとんど体感できない差)

オプティカル(光学式)スイッチ

  • スイッチ内の光信号のオンオフで入力を検知
  • 応答速度が速い
  • スイッチの寿命が長い

オプティカルスイッチはスイッチ内の光信号によってクリックが入力されたか検知します。部品同士の接触による摩耗が少ないため、メカニカルスイッチよりも高耐久とされています。

また、物理的な接触が無いので「デバウンスタイム」という入力遅延を施す必要が無く、その分応答速度が速くなります。

性能だけ見るとオプティカルスイッチは非常に優秀ですが、クリック感の好みが分かれます。

メカニカルスイッチはカチカチとした歯切れのいいスイッチが多いですが、オプティカルスイッチは歯切れの良さがあまりありません。

どっちがいいの?

性能だけを見るならオプティカルスイッチがおすすめです。クリック遅延、耐久性共にメカニカルスイッチよりも優れているものが多い傾向にあります。

しかし、その差は体感できるほどのものではないので神経質になる必要はないと思います。

好きなプレイヤーの真似をする

あまりおすすめではありませんが、好きな選手の真似をするのも1つの手です。

好きな選手と一緒のマウスを使っているとテンションが上がりますよね。そういった選び方もマウス選びの楽しみの1つなので全然問題ないと思います。

僕も「気になる選手が使っているマウスだから買った」ということを何回もしてきました。

しかし、自分の手の大きさや好みの形状から大きく外れるものはやめた方が良いと思います。それで失敗してしまった人を多く見てきました。(自分含め)

ですので、好きな選手が使っているマウスがあったら、一度そのマウスの形状を調べて大体自分の手に合ってるとわかったら購入を検討しましょう。

最後に

以上がFPSゲーマー視点で見たゲーミングマウスの選び方でした。今回の内容を抑えておけばゲーミングマウスを選ぶ時に「何に気をつければいいか分からない」ということも少なくなると思います。

ぜひFPS用のマウスを選ぶ時の参考にしてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

FPSゲーマーです。
プレイ時間:7000時間

プレイ履歴
CODシリーズ→PUBG→APEX LEGENDS→VALORANT

もくじ