日本発のゲーミングギアブランド”AIM 1″からコントロール系のマウスパッドが登場しました。その名も「陽炎」。
500mm×500mmで3,980円とコスパの高さに驚かされたのではないでしょうか。今回はコスパに優れたマウスパッド「AIM1 陽炎」を詳しくレビューします。
デザイン
右下と左上ロゴがあります。指でなぞると少しだけ凸凹していますが、サイズがとても小さく、マウス操作に影響を及ぼす心配はありません
スペック
サイズ | 500mm×500mm×3.5mm |
表面 | ポリエステル素材 |
裏面 | ゴム素材 |
硬度 | ソフト |
エッジ | ステッチ加工 |
カラー展開 | ブラック・レッド |
価格(2024/12) | ブラック3,980円・レッド4,980円 |
サイズ
陽炎は500mm×500mm×3.5mmのスクエアサイズのマウスパッドです。
とても大きいマウスパッドなので、腕をしっかり乗せたり、ローセンシで縦のエイムをするとマウスパッドからはみ出てしまう人でも使いやすいです。
ArtisanのXLと比べてもこのサイズ感です。ArtisanのXLサイズは490mm×420mm×4mmと決して小さくないものの陽炎と比べると少し小ぶりに見えます。
巻き癖は数日で落ち着く
陽炎は巻かれた状態で届くので、巻き癖があります。しかし、陽炎が柔らかいマウスパッドということもあって、そこまで気になるものではありません。数日で巻き癖は落ち着きます。
エッジはステッチ加工が施されている
エッジのステッチ加工は滑走面よりも少し低く施されているので、マウスがマウスパッドの縁まで行ってもがたつきを感じません。
裏面の滑り止め
裏面の滑り止めはゴム素材が採用されており、ゲーム中にマウスパッドがずれることはありませんでした。
表面はサラサラ系で柔らかい
AIM 1 陽炎の表面はサラサラしています。布製マウスパッドらしい柔らかい手触りの中にわずかなざらつきがあります。とても手触りがよく、「少しでもざらつきがあると気になる」という人以外は快適に使用できます。
表面の質感はZOWIEの旧G-SRと似ています。陽炎の方が若干毛羽立ちのような感覚が少ないですが、「わずかな毛羽立ち+ザラザラ感」が似ています。
柔らかさ
陽炎は少し柔らかめのマウスパッドで、指で押し込むとマウスパッド表面が沈みます。ArtisanのMIDとSOFTの中間くらいの柔らかさで、ZOWIE G-SR SEより少しだけ柔らかいです。
アームカバー(CW-X)との相性は良くない
アームカバーCW-Xとの相性は良くありません。
腕の支点となっている部分が引っ張られている感覚があり、腕ごと大きく動かす時に強い引っ掛かりがあります。
全く動かないわけではないのですが、おすすめできる使用感ではありませんでした。陽炎を使うのであれば素肌の方が良いでしょう。
陽炎の滑り
滑走速度は遅い
陽炎はコントロール寄りの滑りです。滑り出しは普通ですが、大きく動かすともっさりとした操作感になります。
滑りが遅すぎるわけではなく、コントロールタイプの中でも中間もしくは少しだけ速めの滑りとなっています。
僕の環境ではマウスソールごとの滑りの変化も気になりました。
G Pro X Superlight 2だとソール面積が広く、コントロール性の強い使用感です。ソールがG PROより小さいDeathadder V3 PROで試すと一段階滑りが速くなりました。
表面摩擦とクッション性のおかげで止めやすい
陽炎の「止め」性能は良いです。もともと滑走速度がそこまで速くなく、もっさりとしたキレの無い使用感なので、表面摩擦だけでも十分にマウス止めることが出来ます。
また、クッション性もあるため、わずかな沈み込みによるアシストも得られます。
表面摩擦とわずかな沈み込みによってコントロール系マウスパッドらしい止めを実現しています。
陽炎の良い所
- 少し遅めの滑走速度で安定したマウス操作が出来る
- 表面の沈み込みで止めをアシストしてくれる
- 500mm×500mmで3,980円とコストパフォーマンスが高い
- エッジのステッチ加工が滑走面より低くなっている
- 裏面の滑り止めの性能も十分
陽炎の悪い所
- エイムの細かい切り返しが苦手
- サイズが大きすぎる
陽炎を使った感想
APEX LEGENDS(800dpi1.2)とVALORANT(800dpi0.22)・G PRO X SUPERLIGHT 2標準ソール(PTFEカバー付き)で使用した感想です。
扱いやすいコントロール系マウスパッド
陽炎は少し遅めの滑走速度でとても扱いやすかったです。僕がコントロール系のマウスパッドが好きということもあり、陽炎の少しもっさりとした使用感がとても気に入りました。
APEX LEGENDSでは中・遠距離の敵に対するエイム、VALORANTではマイクロフリック・通常のフリック共に安定したマウス操作が出来ました。
ただし、細かく切り返す敵に対するトラッキングはやりずらかったです。
ローセンシでも十分なサイズ
陽炎は500mm×500mmのスクエアサイズでローセンシでも縦のエイムがしやすいです。エイム力が上がるという意味合いではなく、腕の動作がしやすかったです。
APEX LEGENDSではホライゾンやオクタンのジャンプパッドなど、上もしくは斜め上に対するエイムをしなければいけないシーンが多々あります。
そんな時に縦のサイズが足りないと途中でマウスの位置を戻さないといけないのですが、陽炎は縦幅が大きく作られているので、いつもより大きくマウスを動かすことが出来ました。
陽炎まとめ
今回はAIM1 陽炎をレビューしました。陽炎は500mm×500mmの大型マウスパッドながら3,980円という価格を実現したコストパフォーマンスの高いマウスパッドとなっています。
他にも適切なステッチ加工や十分な滑り止め性能と、品質面で見てかなり優秀です。
滑りは少し遅めのコントロール系で安定したマウス操作が可能です。滑りの速いマウスパッドだとエイムがぶれてしまう、G-SRのようなハイコントロール系は滑らなさ過ぎて苦手という人は一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
- 500mm×500mmのスクエアサイズ
- コストパフォーマンスに優れている
- 滑りが遅く、マウスをコントロールしやすい
- 表面が柔らかく、沈み込みで止めをアシストしてくれる
- 滑り止めの性能が良い
- ステッチ加工が表面より低い
- サイズが大きすぎる
- エイムの細かい切り返しは苦手