こんにちは、FPS7,000時間やっているわかるです。
強いコントロール性能が特徴の「G-SR」がマイルドな滑りになって帰ってきました。良くも悪くも前作よりも扱いやすくなった印象。
触ってみるとRazer Gigantus V2やSteelseries QcK Heavyに近い立ち位置になったと感じました。今回はマイルドで扱いやすいマウスパッドになったG-SR IIをレビューします。
・コントロール系の滑り
・ピタッと止まる感覚があるため、フリックエイムがしやすい
・一方向に動くトラッキングをした時に安定感がある
・ステッチ加工あり
・価格は4,980円
外観とスペック
ZOWIEらしい黒を基調としたデザインに赤色の文字が入っています。赤と黒の組み合わせが好きな人は、パッケージを見た時からテンションが上がりますよね。
側面にはロゴとG-SR IIの文字。「Mousepad for e-Sports」の名前の通り、プロ選手も使うマウスパッドとなっています。
開封するとこんな感じです。
箱の中には本体だけが入っていて、その他の付属品はありませんでした。
G-SR IIになって、左上のロゴのデザインが変わっています。元々黒の背景に赤文字だったのが赤背景の黒文字になりました。
両方持っている人でもすぐに見分けられるので、何気にありがたいです。
サイズ | 470mm×390mm |
厚さ | 3.5mm |
滑りのタイプ | コントロール系 |
エッジの処理 | ステッチ加工あり |
滑り止め性能 | 普通 |
巻き癖 | あり |
表面の質感 | 少しざらつきがある |
中間層の硬さ | 少し硬い |
価格(執筆時点) | 4,980円 |
G-SR IIレビュー
表面の質感
サラサラ系の手触りの中に少しざらつきのある質感です。腕を乗せて大きく動かしても痛くなりませんが、擦れている感覚は少しあります。
中間層の硬さ
中間層は硬めです。指で押すと少し沈み込みますが、マウス操作に影響するほどではありません。安定した操作感を得られる硬さと言えるでしょう。
滑り|扱いやすいコントロール系
前作のG-SRの操作感を残しつつ、「しっとり感」を減らして滑りを速くした印象です。「G-SR」がコントロールタイプの中でも遅いスピードだったのが、「G-SR II」は中間くらいまで速くなりました。
他のマウスパッドと比べると、Razer Gigantus V2やSteelseries QcK Heavyと似たスピードで、G-SR IIの方が少し遅いと感じました。
滑り出し
滑り出しは少し遅いです。コントロール系のマウスパッドらしいゆっくりとした滑り出しとなっています。
大きな滑走
マウスを大きく動かした時も遅い滑走速度で、マウスパッド表面の摩擦を感じながら操作できるので安定感があります。
滑り出しと滑走時の滑りの変化は少なめ。滑走時に「硬い質感」や「ざらつき」を感じずらく、「しっとり」「もっさり」動きます。
止め|表面摩擦だけでピタッと止まる
滑りが遅くもっさりとした操作感なので、マウスを止めやすいです。沈み込みによる止めではなく、表面摩擦だけで止めているといった印象です。
そのため、マウスをピタッと止める「フリックエイム」に向いた操作感となっています。
エッジ|ステッチ加工あり
エッジにはステッチ加工が施されています。精度は「並み」といったところです。滑走面と同じか少しだけ盛り上がった加工になっているので、マウスを端まで動かすと違和感があります。
ただ、使用中に気になるほどではないのであまり気にしなくても良いと思います。
裏面の滑り止め|少し物足りない
裏面にはラバーベースの滑り止め。滑り止めの性能は微妙だと感じてしまいました。
ゲーム中にがっつり動くわけではありませんが、腕を大きく動かすと、少しずつマウスパッドの位置がずれてしまいます。
恐らくマウスパッドの巻き癖が悪さをしている。気になる人は巻き癖をしっかり取りましょう。
簡単なセンサーテスト|問題なし
簡単にセンサーとの相性も確認しました。4種類のマウスでAPEX LEGENDSとVALORANTをプレイしましたが、センサー飛びは起きませんでした。
検証に使ったマウスたち
- Logicool G Pro X Superlight 2
- Razer Deathadder V3 Pro
- ZOWIE ZA-13C
- VAXEE NP-01
最近のマウスは読み取り精度がとても良いので、有名どころのセンサーを使っているマウスであれば問題なく使えると思います。
湿気耐性|普通
湿気耐性は普通といった印象です。
このレビューを書いているのは1月で、湿度が低くなりやすい環境でチェックしてます。そのため、雨が降った日でも滑りの変化はあまり感じませんでした。
※今後湿気による滑りの変化が気になったら追記します。
アームカバー(CW-X)との相性|引きずり感あり
CW-Xのアームカバーとの相性もチェックしました。手首を細かく動かした時はスムーズで、腕を動かすと引きずり感があります。個人的には問題ない使用感だと思いました。
使ってみた感想
APEX LEGENDSで使ってみた感想をお伝えします。今回の使用デバイスはRazer Deathadder V3 PRO×G-SR IIでお届けします。
安定感のある滑り
G-SR IIを使っていて滑りに「安定感」がありました。滑走速度が遅めなので、マウスを動かした時に余計な動作が発生しずらかったです。
一方向に動くトラッキングはとてもやりやすいと感じました。
フリックエイムに向いた操作感
フリックエイムのようなピタっと止める操作がしやすいです。表面摩擦だけで止められるので、沈み込みを感じない素直な「止め」でした。
単発武器を使っている時にピタッと止まる感覚があると、とても当てやすいです。
細かい切り返しは苦手
細かい切り返しは難しいです。マウスを切り返すたびに「マウスが止まっている感覚」がはっきりと手に伝わってきます。
細かい切り返しの時に止め感を感じると、滑らかに敵をトラッキングできなくなるので、細かい切り返しには不向きな操作感だと感じました。
G-SR IIまとめ
G-SR IIの特徴をまとめると以下の通りです。
- 扱いやすいコントロール系マウスパッドに変わった
- マウスを止めやすく、フリックエイムに向いている
- 一方向に動くトラッキングがやりやすい
- 操作に安定感がある
- 中間層の厚さと硬さが適切で、止めをサポートしつつ引きずり感が起きずらい
- 巻き癖が取れるまで滑り止めの性能が気になる
- 前作の強烈な個性は無くなった
G-SR IIはこんな人におすすめ
・マウスの「止め」を重視したい
・しっとりとした操作感のマウスパッドが欲しい
・前作のG-SRだと遅すぎた
・無難なコントロール系のマウスパッドを使ってみたい
G-SR IIは前作のG-SRよりも癖が減りマイルドになりました。今まではコントロール系の中でも特に遅い滑走速度でしたが、G-SR IIになり少し滑走速度が上がりました。
多くの人が扱いやすい操作感になりましたが、その反面強烈な個性は無くなってしまいました。無難にいいコントロール系のマウスパッドを探している人にはおすすめのマウスパッドです。
以上G-SR IIのレビューでした。