FPS7,000時間やってるわかるです。
FPSゲーマーだったら絶対にチェックして欲しいマウスパッドArtisan零。今回の記事では零がどんな商品なのかレビューします。また、僕はMID・SOFT・XSOFTすべて購入しているのでそれぞれの違いも解説します。
Artisan零の特徴をまとめると
- 撚糸編みにより「もたつき」の無い軽快な操作が可能
- 滑走面のわずかな凹凸がストッピングをアシストしてくれる
- MID・SOFT・XSOFTから好きな操作感を選ぶことが出来る(おすすめはSOFT)
- 滑走面より低いステッチ加工
- 防滑ソールが優秀でマウスパッドがずれる心配が少ない
- 湿気に強い滑走面
となります。これを機にArtisan零で最高のマウスパッドを体験してみてはいかがでしょうか。
※Artisan零を買う時は「FXシリーズ」を購入しましょう。
目次から飛べるので気になるところからチェックしてください!
Artisan零の製品仕様

Artisan零スペック表
縦 | 42cm |
横 | 49cm |
厚さ(SOFT・XSOFT) | 0.4cm |
厚さ(MID) | 0.3cm |
縦 | 42cm |
横 | 49cm |
厚さ | 0.4cm |
厚さ(MID) | 0.3cm |
ArtisanのマウスパッドはS~XXLまで展開しています。
FPSをプレイするのであればXL以上のサイズをおすすめします。XL以上であればローセンシでも問題なく使用できます。
ステッチ加工の精度が良い

artisanのマウスパッド全般に言えますが、ステッチ加工の精度が抜群に良いです。ステッチ加工があっても滑走面より高いと腕が擦れて痛くなってしまいます。
Artisan零は滑走面よりも低い位置でステッチ加工が施されているのでそういった心配もありません。
こういう細かな配慮もartisan製マウスパッドが支持されている理由の一つと言えます。
抜群の滑り止め

底面の滑り止めも非常に優秀です。底面の防滑ソールには細かな凹凸があり、机とマウスパッドを強力に固定してくれます。
今までゲーム中にマウスパッドがずれてストレスに感じていた人には是非一度体験して欲しいです。
ただし、1つ気になるポイントがあります。
SOFT・XSOFTは非常に高い防滑性能となっていますが、MIDは他の2種類と比べると若干防滑性能が劣るので注意してください。
余談にはなりますが、
あれ?ちょっとマウスパッドがずれるかも?
と思ったら机の上とマウスパッドの底面を水拭きするとすぐ防滑性能が復活するので試してください。
湿気耐性も強い
Artisan零は湿気に強い作りになっています。
日本は湿度が高くマウスパッドの滑りが悪くなりやすいですが、Artisan零を使っている時はそこまで大きな変化を感じませんでした。
Artisan零の表面

ざらざらとした滑走面
Artisan零の滑走面は硬い質感で指でなぞると「ざらざら」としたフィーリングを得ることが出来ます。このざらざらは「撚糸編み」により生まれたものです。
撚糸編み特有の硬質な生地のおかげで、マウスを滑らせた時に「もたつき」「きゅっとした不快な滑り出し」が少なく軽快なマウス操作が可能です。
また、滑走面にわずかな凹凸があり、マウスのストッピングをアシストしてくれます。
この2つの特徴を備えているので、いわゆる「滑って止まる」を体感しやすいマウスパッドとなっています。そのため、追いエイム・止めエイムどちらもカバーしてくれます。
アームカバーとの相性は悪い
ただし、ざらざらの滑走面とアームカバーの相性は悪いです。普段からアームカバーを使用している人は注意した方がいいかもしれません。
Artisan零の滑りの速さ
MID・SOFT・XSOFTの滑りの速さ
MID | 滑り ◎ | 止め △ |
SOFT | 滑り ○ | 止め ○ |
XSOFT | 滑り △ | 止め ◎ |
硬度 | 滑り | 止め |
MID | ◎ | △ |
SOFT | ○ | ○ |
XSOFT | △ | ◎ |
バランスタイプの滑りで扱いやすい
零は滑りと止めのバランスがいいマウスパッドで、万人受けしやすい滑りの速さと言えます。
マウスパッドは「スピード」「バランス」「コントロール」の3つにわけることが出来ますが、零はバランスタイプの滑りとなっています。
そのため、追いエイム、止めエイムのどちらもマウスパッドがしっかりアシストしてくれます。尖った性能ではないので、極端な滑りや止め性能を求めている人には物足りないかもしれません。
中間層(スポンジ)の硬さで滑りが変わる
また、artisanのマウスパッドはスポンジの硬さによって滑りが大きく変わります。MIDが一番速く、SOFTは中間、XSOFTが一番遅いです。
使用感も明確に違うので、自分がマウスパッドを選ぶ上で「滑りと止め」どちらを優先しているか意識して選びましょう。
迷っている人にはバランスの取れたSOFTをおすすめします。今僕が使っているマウスパッドもSOFTですが、どんなゲームで使っても不満を感じない快適な使用感となっています。
中間層(スポンジの柔らかさ)を解説
滑り | 止め | 安定性 | |
MID | ◎ | △ | ◎ |
SOFT | ○ | ○ | ○ |
XSOFT | △ | ◎ | △ |
「滑り」と「沈み込み」で選ぶ
ArtisanのマウスパッドにはMID・SOFT・XSOFTの3種類の中間層が用意されています。MIDが一番硬く、XSOFTが一番柔らかいです。
スポンジの硬さを選ぶ時は「滑りの好み」と「沈み込みの強さ」を基準に選びましょう。
自分が速い滑りと遅い滑りどちらが好きなのかで選びます。
早い滑りが好みなのであればMID、遅い滑りが好きならXSOFTといった選び方になります。
自分がどれだけ引きずり感を許容できるかを考えて選びます。
マウスパッドが硬いと沈み込みが無い分ストッピング性能に欠けます。
逆に柔らかすぎるとストッピング性能は高いが、マウス操作時の引きずり感を生みます。これをどれだけ許容できるか考えましょう。
ざっくりまとめるとこんな感じです。

それぞれの特徴は以下のようになります。
MIDの特徴

- G640rやQCKなどの厚みのないマウスパッドと操作感が似ている
- 力を加えても表面の沈み込みを感じないので、一定の操作感を得ることが出来る
- 荷重による滑りの変化が一番少なく安定感があるのがMID
SOFTの特徴

- GSR-SEやVAXEE PAなどの4mm程度の厚さがあるマウスパッドよりも少し柔らかい
- 滑らせた時に明確に沈み込むような感覚はなく、力を加えると少し沈む程度のもの
- マウスに荷重をかけると沈み込みが生まれ、「止め」をアシストしてくれる
XSOFTの特徴

- 他に類を見ない柔らかさ
- 指で押すと簡単に滑走面が沈み込む
- 他の二つと比べて抵抗感が強く、止め性能が非常に高い中間層
詳しくはこちらの記事で解説しているので気になる人はどうぞ
Artisan 零でおすすめの硬さは?
おすすめの硬さはSOFT
これまでArtisan 零の滑り、中間層の硬さを見てきました。ではMID・SOFT・XSOFTのどれを選べばいいのか。
僕がおすすめするのはArtisan 零 SOFTです。SOFTは程よい止め感と、滑走の邪魔にならない沈み込みが両立していてマウス操作が非常にしやすいと思いました。
MIDとXSOFTは?
MIDは沈み込みがほとんどないので、ややストッピングに物足りなさを感じてしまいました。
XSOFTは沈み込みが強すぎて追いエイムをする時に引きずり感が生まれてしまい、多くの人におすすめできる使用感ではないと感じました。(僕はかなり好きです)
ただし、MIDは零の中で最も軽快な操作感を得ることができ、XSOFTは他のマウスパッドにはない唯一無二の操作感を得ることが出来ます。
もし気になる操作感があればそちらを選びましょう。
Artisan零SOFTはこちらからチェック!
Artisan 零のデメリットは?
Artisan零のデメリットを上げると、
- アームカバーとの相性が悪い
- 価格が高い
この2点になります。
Artisan零とアームカバーとの相性はかなり悪いです。なので、日頃からアームカバーを使っている人はG-SR SEのようなさらさらとした滑走面のマウスパッドをおすすめします。
また、Artisan零は超高品質なマウスパッドなため、その分価格がかなり高いです。2024年12月現在では公式サイトXL5,500+送料となっています。
この性能、品質を知っている人からすると納得の価格と言えますが、初めてArtisanのマウスパッドに手を出す人からするとかなり高いと感じるのも間違いありません。
Artisan零まとめ
Artisan零の良いところをまとめると
- 撚糸編みによりもたつきの無い軽快な操作が可能
- 滑走面にわずかな凹凸があるためストッピングもアシストしてくれる
- MID・SOFT・XSOFTから好きな操作感を選ぶことが出来る
- 滑走面より低いステッチ加工
- 防滑ソールが優秀でマウスパッドがずれる心配が少ない
- 湿気に強い滑走面
となります。
バランスの取れた滑り・高品質な作りとゲーミングマウスパッドとしては非常に完成度の高い製品となっています。
また、Artisanの中では癖の少ない滑りなので
artisanのマウスパッド使ってみたいけど、迷ってるからとりあえずおすすめを教えて欲しい
という人にも零はおすすめです。
唯一の欠点としてはアームカバーに干渉しやすい滑走面です。
硬く軽い操作感と引き換えに、ザラザラとした滑走面となっているのでアームカバーをすると逆に腕に引っ掛かりが生まれるかもしれません。
しかし、それを差し引いても優秀なマウスパッドであることに変わりはありません。
バランスタイプのマウスパッドをお求めの人は是非一度この滑りと品質の良さを体験してみて下さい。

- 撚糸編みによりもたつきの無い軽快な操作が可能
- 滑走面にわずかな凹凸があるためストッピングもアシストしてくれる
- MID・SOFT・XSOFTから好きな操作感を選べる
- 滑走面より低いステッチ加工
- 防滑ソールが優秀でマウスパッドがずれる心配が少ない
- 湿気に強い滑走面
- アームカバーとの相性が悪い
- 価格が高い
今回の記事はここまでになります。最後まで読んでいただきありがとうございました!