FPS7,000時間やってるわかるです。
FPSをやるなら是非こだわって欲しいデバイスがモニターです。BenQ ZOWIEから発売されたXL2546Kがかなりいいモニターだったのでレビューします。
購入の参考になれば幸いです。
この記事でわかること
- BenQ ZOWIE XL2546Kのスペック
- BenQ ZOWIE XL2546Kの良い所
- BenQ ZOWIE XL2546Kの微妙な所
- 実際にFPSで使用した時の感想
- どんな人におすすめ?
目次から飛べるので気になるところからチェックしてください!
XL2546Kの製品仕様
BenQ ZOWIE XL2546Kのスペック詳細はこちらから
サイズ | 24.5インチ |
解像度 | 1920×1080 |
リフレッシュレート | 240hz |
応答速度 | 0.5ms |
パネル | TN |
vesaマウント | 100×100 |
首振り | 左右45° |
上下角度 | 上23°下5° |
XL2546Kの良かったところ
240hz+応答速度0.5msで画面がぬるぬる
xl2546kは240hz対応なので、低リフレッシュレートのモニターと比べると画面がかなりぬるぬる動きます。
144hzモニターと比較した時に明らかに画面がスムーズに動いていることが分かりました。また、xl2546kが応答速度0.5msということもあり、残像感がかなり少なく感じました。
画面がぬるぬる動くことで、敵が見やすくなるので、エイム力の向上にも繋がります後述するdyac+を併用すると更に画面の残像感が減ります
視認性をグッと高めるDyac+
xl2546kに搭載されているdyac+が思っていたよりも凄かったです。dyac+をオンにした時と、オフにした時では残像感が明らかに違います。
特に違いを感じたのが
- 追いエイムをする時
- 素早い視点移動をした時
になります。
apex legendsをプレイした時に、左右に移動する敵の視認性が上がり、追いエイムがしやすくなりました。
また残像感が減ることで、視点移動をした時に景色と敵の区別がつきやすいので、索敵にも役立ちます。
valorantでは飛び出してきた敵の動きがより鮮明になったおかげで、以前と比べてエイムが格段に合わせやすくなりました。
リコイルコントロールの時にも画面の残像感が減り、敵を視認しやすかったです。144hzから240hzにしただけでは違いが分からないという人も、dyac+を使うことでその違いを認識できると思います。
暗所を明るくするブラックイコライザー
ゲーミングモニターで度々目にする機能「ブラックイコライザー」。購入前は正直あまり気にしていなかったのですが、実際に使用してみてかなり驚きました。
xl2546kのブラックイコライザーは一味違います。具体的に何が違うかというと
ただ画面を明るくしているだけではない
画面をただ明るくするだけでは、逆に敵と景色の区別がつきづらくなってしまいます。
しかし、xl2546kでブラックイコライザーを使うと暗い場所だけが明るくなり、明るい場所はあまり色が変わりませんでした。
鮮やかに色を表現するカラーバイブランス
カラーバイブランスを変えることで、画面の鮮やかさを変えることができます。プロ選手の画面を見ると、やたらと色鮮やかな時がありませんか?
この機能を使うことでプロ選手と同じような画面を再現できます。カラーバイブランスの値を上げるとはっきりとした色合いになるので、敵を視認しやすくなります。
景色と敵の区別がつきづらいという人は、この機能を使用してみると改善するかもしれません。
上下の首振りが便利
人によってモニターの位置や角度は異なります。xl2546kは上に約23°下に約5°首振りが可能なので様々なプレイスタイルに対応できます
画面を近づけてゲームをする時に上下に首振りが出来ないと、画面の見え方が不自然に感じてしまいます。
自分がプレイしやすい環境を作るためにも嬉しい機能と言えます
僕は画面を上に向けて、やや下を見るような姿勢が一番パフォーマンスを発揮できるので、常にこの機能のお世話になっています。
台座がコンパクト
xl2546kの台座はコンパクトかつ左右に45°の首振りが可能です。
また、手前にモニターを設置して首振りをした時のことも考えて、台座の後ろを斜めに削ってくれています
僕はローセンシでモニターを近づけて使うので台座が邪魔になりにくいのは嬉しいポイントでした。
以前使用していたモニターの台座がvの字になっていて、正直めちゃくちゃ邪魔でした。
デバイスを配置する時も、ゲーム中に腕を振り回す時も台座が煩わしいと感じていましたが、xl2546kにしてからはその点が解消されてとても快適になりました。
プロの設定を真似しやすい
xl2546kはプロの使用率もかなり高いので、好きな選手の設定を真似しやすいです。ゲーマーなら一度はプロの設定を真似すると思います
xl2546kを使用することでプロに近い環境作りができます。僕は好きなプロゲーマーの設定をモニターにいくつか保存して、気分で使い分けています
XL2546Kの微妙なところ
色がやや不自然
xl2546kは普段使いにはあまり向いていないモニターで、特に画像、動画編集をされる方にはおすすめできないと感じました。
元々の色味がオレンジがかっていて、僕は動画を見ている時に違和感を覚えました。
標準設定にして、色を調整すると自然な色味になりますが、そこまでするのは面倒だと思います。
色味を重視している人は他のモニターを購入した方が良いでしょう。
視野角は広くない
xl2546kは「tnパネル」ということもあり、視野角は広くありません。なのでサブモニターとして正面以外の場所に設置すると正確に色を認識できなくなります。
xl2546kをサブモニターとして使用するかと言われれば、全く使用しませんが、一応気になったので記載しておきます
Dyacの設定を変えると他の設定も変わる
Dyacの設定を切り替えると、明るさなどの設定も変わってしまいます。そのため、自分なりの設定が定まっていない段階では、少々面倒だと感じるかもしれません
逆に
dyac高の時は輝度を高くしたい、それ以外では低くしたい
などの細かいこだわりがある人には便利な機能かもしれません
XL2546Kまとめ
BenQ ZOWIE XL2546Kをまとめると
- 240hz+Dyacプラスのおかげで視認性が抜群にいい
- 暗い部分を重点的に明るくしてくれるブラックイコライザー
- 視認性をさらに上げてくれるカラーバイブランス
- FPSプレイヤーのことを考えたコンパクトな台座
- 色がやや不自然
- 視野角が狭い
- Dyacの機能を変更すると他の機能も一緒に変更されてしまう
以上になります。
使ってみた感想としては「FPSに特化したモニター」だと思いました。
とにかく視認性が抜群によく、激しく移動する敵も全く見失うことなく正確に目で追えるようになりました。
正直ここまで違うとは想像していなかったので驚きです。逆にFPS以外で使う時は少し不便だと感じてしまいました。
特に色味に関してはややオレンジが強いので、イラストの仕事などをする時には使えないと思います。
以上BenQ ZOWIE XL2546Kのレビューでした。少しでも参考になれば幸いです!
- リフレッシュレート240hzで画面がぬるぬる
- 応答速度0.5ms・dyac+のおかげで残像感が非常に少ない
- カラーバイブランスで敵の視認性が更に向上
- 暗所だけを明るくしてくれるブラックイコライザー
- TNパネルなので視野角が狭い
- 初期設定では色がやや不自然(fps向きの設定)
- dyacオフ、高、プレミアムでそれぞれ設定が変わる