- 飛燕の商品特性
- 飛燕の滑り
- 相性のいいゲームは?
- どんなひとにおすすめ?
この記事ではartisan飛燕について詳しくレビューをしています。
買うつもりだけど自分に合ってるか分からないという人は是非最後までご覧ください。
飛燕のスペック表はこちら

サイズ(XL) | 横490mm×縦420mm |
厚さ | MID3mm/SOFT・XSOFT4mm |
表面の素材 | ポリエステル |
表面の質感 | ザラザラ |
滑り | 7/10 |
止め | 3/10 |
滑り止めの性能 | 非常に強力 |
色 | ブラック/ワインレッド |
価格 | 5,500円+送料 |
飛燕の滑りについて

スピード系マウスパッド
飛燕は軽快な滑りが特徴的なマウスパッドです。
表面が硬くザラザラとした質感になっているので、布製マウスパッドの「もっさり」とした感触が少なくキレのある操作が出来ます。
布製マウスパッドの中でも速めの操作感となっていて、標準的なスピードのG640やG-SR-SEよりも滑りが一段階速いです。
マウスの動かし方で滑りが変わる
飛燕は大きく動かした時と、細かく動かした時の操作感が大きく違いました。
マウスを大きく動かすと、抵抗感の少ない素早い操作が出来ます。
しかしマウスを細かく動かすと、大きく動かした時に比べて手に伝わる摩擦が増えマウスを止めやすくなりました。
そのためマウスを大きく動かすフリックは苦手ですが、マウスを細かく動かすフリックはしやすいと感じました。
速いマウスパッドでありながら、VALORANTのプロに使われている理由がここにあります。VALORANTでは細かいフリックと視点を1点に合わせ続けるトラッキングの両方が求められます。
飛燕を上手く使いこなせれば、細かいフリックと大きな視点移動の両方を高いレベルでこなすことが出来ます。
ただしマウスを大きく動かしてピタッとフリックエイムを合わせるのは苦手なので、「敵の位置の予測」と「的確なプリエイム」が必要になることを忘れないでください。
硬さはどれを選べばいいの?
おすすめはSOFTです。SOFTは力を入れると表面が少し沈み、止めをアシストしてくれます。
適度なクッション性があるので、止めをアシストしつつスムーズなトラッキングを邪魔しません。
「さらに滑りを速くしたい」「マウスパッドが沈み込むのが好きじゃない」という人はMID、「止めを強くしたい」「柔らかいマウスパッドが好き」という人はXSOFTをおすすめします。
Artisan製マウスパッドの硬さ選びの詳しい解説はこちらからどうぞ。
飛燕と相性のいいゲームは?
飛燕はトラッキングエイム主体のゲームと相性が良いです。
APEX LEGENDSやOverwatchなどの、敵の移動が速いゲームにはうってつけのマウスパッドと言えます。敵が素早く切り返してもスムーズにマウスを動かせます。
反対にVALORANTやCSなどの、細かい的に正確にエイムを合わせるゲームとは相性が悪いと感じました。
滑走速度が速いので、「ピタッと止まらず、敵からエイムが通り過ぎてしまう」という場面に何度も遭遇しました。
フリック主体のゲームで使うのであれば先程解説したように、プリエイムの精度を高めエイム時のマウスの移動量を少なくする意識を持ちましょう。
そうすることで飛燕の軽快な操作性を活かしつつ、弱点であるフリックエイムをカバーすることが出来ます。
飛燕の性能
それではArtisan飛燕の性能について見ていきましょう。
表面の質感

飛燕には梨地加工がされており、表面に細かい凹凸があります。指でなぞると「ザラザラ」とした感触が手に伝わってきます。
ザラザラ感が非常に強いので、滑らかなマウスパッドを使っている人は慣れるまでに時間がかかるでしょう。
巻き癖

Artisanのマウスパッドはフラットパッケージに入っており、出した直後から巻き癖を気にせずに使えます。
縁にはステッチ加工あり

マウスパッドの縁にはステッチ加工が施されています。
ステッチ加工が滑走面より低くなっているので、マウスをマウスパッドの縁まで移動させてもガタツキを感じません。
抜群の滑り止め性能


飛燕に使われている滑り止めの性能は、非常に優れています。
僕は振り向き30cm以上のローセンシで腕をぶんぶん振り回しますがマウスパッドがずれることはありませんでした。
埃などで吸着力が落ちてきたら、机とマウスパッドの裏面を水拭きすると改善されます。悩んでいる人は一度試してください。
湿気耐性
飛燕の表面にはポリエステル素材が使われているため、汗や湿気に強いです。
購入してから1週間使いましたが、湿度による滑りの変化は感じませんでした。
湿度に強い布製マウスパッドが欲しい人にはピッタリのマウスパッドと言えます。
マウスソールとの相性

飛燕はマウスソールの影響を大きく受けます。
マウスソールの面積が広い程滑りが遅くなるのは、通常のマウスパッドと変わりません。
しかし、マウスソールの角の処理によって操作感が大きく変わります。
マウスソールの角にバリがあると飛燕の表面に引っ掛かり、「ガリガリ」という感触が手に伝わります。マウスを動かした時にも、「ザー」という滑走音が鳴りました。
反対にマウスソールの角がしっかり丸められていると、「ガリガリ」した感触は少なくなります。また、マウスを動かした時の滑走音もかなり小さくなりました。
アームカバー(CW-X)との相性

アームカバー(CW-X)との相性は良くないです。
マウスパッド表面の凹凸にアームカバーが引っ掛かります。ただし、手首を左右に動かす程度なら問題なく使用できます。
腕が全く動かなくなるわけでは無いのですが、「快適」と言える操作感ではありませんでした。
Artisan 零と比べると?
Artisan零と飛燕は操作感が全く違います。
零は滑りと止めのバランスが良く、飛燕は滑りの方が速く少し止めにくいマウスパッドとなっています。
飛燕 | 零 | |
滑り | 速い 4.5/5 | 普通 3.5/5 |
止め | やや止めにくい 3/5 | 止めやすい 4.5/5 |
質感 | 強いザラザラ | ザラザラ |
滑りのタイプ | スピード | バランス |
おすすめ度 |
トラッキングエイムをメインに考えている人には飛燕をおすすめします。
また、指先の細かい動作をそのまま反映したい人も飛燕の方が扱いやすいでしょう。
零はいろいろなシチュエーションに対応できる万能タイプと言えます。
自分の好みがわからないけど、とりあえず良いマウスパッドが欲しい、癖の少ないマウスパッドを求めている人には零をおすすめします。

飛燕の良いところ
- 滑りが速く敵の細かい切り返しに対応しやすい
- マウスの動かし方によって、様々なゲームに対応できる
- 表面がフラットでうねりが全くない
- 滑り止めが優秀で、ゲーム中にマウスパッドが動かない
- ステッチ加工が表面より低く縫われている
- 湿気耐性が強く、滑りが変化しにくい
- ロゴが小さい
飛燕の気になるところ
- 表面のザラザラがかなり強い
- アームカバーとの相性が良くない
- 大きなフリックが苦手
飛燕まとめ
Artisan飛燕は表面の質感も滑りも特徴的なマウスパッドです。
梨地加工がされた表面には細かい凹凸があり、腕を動かすと強いザラツキを感じます。
滑走面はポリエステル素材が使われており、湿気に強いです。湿度が高い日本では非常にありがたい仕様と言えます。
飛燕は滑りが速く、少し止めにくいスピード系のマウスパッドです。そのため、APEX LEGENDSやOverwatchなどのトラッキングエイム主体のゲームと相性が良いです。
VALORANTなどのフリック主体のゲームとは相性があまり良くないです。
もしフリック主体のゲームをするのであれば、プリエイムや予測力の精度を高め、エイムの移動距離を少なくすることでフリックエイムの難易度を下げることが出来ます。
表面のザラツキは好みが分かれるポイントですが、品質が非常によく湿気にも強いスピード系マウスパッドが欲しい人にはピッタリの一品となっています。

- 滑りが速く、細かい切り返しにも対応できる
- マウスの動かし方で様々なシーンに対応できる
- 表面がフラットでうねりが無い
- 滑り止めが非常に優秀
- ステッチ加工が表面より低く縫われている
- 湿気に強い
- 表面のザラツキが強い
- アームカバーとの相性が良くない
- 大きなフリックが苦手