かぶせ持ちの定番ZOWIE EC2-CWレビュー|形状・設定などを詳しく解説

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この記事ではZOWIE EC2-CWのレビューをしています。

買おうと思っているけど自分に合ってるか心配

という人は是非最後まで見ていってください。

もくじ

EC2-CWのスペック表はこちらから

サイズ123mm×65mm×42mm
重さ77g
接続方式無線
コーティングマット
ボタン数7(底面2つ)
センサーPMW3370
DPI400・800・1600・3200
ポーリングレート125・500・1000hz
価格15,800円
付属品はこちら
  • マウス本体
  • 取扱説明書
  • エンハンスドレシーバー
  • USBレシーバー
  • 交換用マウスソール
  • ケーブル

EC2-CWの形状について

それではEC2-CWの形状を見ていきましょう。

かぶせ持ち・つかみ持ちがしやすい形状

EC2-CWは左右非対称のいわゆる「エルゴノミクスマウス」と言われる形状をしています。

本体には左側から右側にかけて傾斜があり、自然な角度で手を乗せることが出来ます。手のひらに接触する部分は余計な膨らみが無く、手のひらが窮屈になることなくフィットしてくれます。

また、マウスの右後ろが膨らんでいるので薬指・小指を楽にマウスに乗せることが出来ます。

かぶせ持ち
薬指小指の付け根をマウスに乗せられる

左側面は親指が置きやすいように緩やかで大きなカーブがあります。また、親指の付け根にフィットする形状をしています。

そのため、リラックスしてマウスを持つ「かぶせ持ち」との相性が非常に良いです。

また、「手のひらの自然なフィット感」と「指先の自由な配置」が出来る形状をしているので、つかみ持ちとの相性も良いと言えます。

つかみ持ちの際は、マウスの右前方のカーブに薬指・小指を配置できます。また、少し膨らんだ形状をしているのでマウスを持ち上げやすいです。

つかみ持ち
サイドのくぼみに指がフィットする

かぶせ持ち、つかみ持ち共にリラックスしてマウスを持てるので「力を抜いてエイムをしたい」「手首を自然な角度でマウスを握りたい」という人にとてもおすすめです。

つまみ持ちとの相性はあまり良くない

つまみ持ちも持ちにくくは無いのですが、小指が外側に追いやられてしまうので、相性は良くないです。

つまみ持ち
小指が外側に追いやられてしまう

また、小指が追いやられないようにマウスの前側でつまむと、手のひらにマウスが当たってしまいます。

つまみ持ちの人はサイズを1つ小さくするか、別のマウスにした方が良いでしょう。

EC2-CWを使ってみた感想

こちらでは、Overwatch・VALORANT・APEX LEGENDSで使ってみた感想をお伝えします。

先程の「形状について」でも解説したようにリラックスしてエイムをするのに特化したマウスだと感じました。

僕は今まで中型の左右対称マウスを好んで使っていたのですが、どうしても力み癖が取れずカクっとした視点移動やエイムになりがちでした。

しかし、EC2-CWは薬指小指を自然に配置でき、手のひらにも程よいフィット感があるので、リラックスした状態を維持しやすかったです。

また、リラックスしたエイムが出来るようになったので、トラッキングエイムの精度が上がったように感じました。

緊張するシーンでもいつもよりリラックスしてマウスを持てました

後は、次に紹介するエンハンスドレシーバーがかなり便利だと感じました。充電したい時にマウスを置くだけで充電できるので、ケーブルを抜き差しする手間が無くなりました。

エンハンスドレシーバーについて

ここではEC2-CWについてくる「エンハンスドレシーバー」について見ていきます。

ワイヤレス接続の安定性を高めてくれる

EC2-CWには「エンハンスドレシーバー」というでっかいワイヤレスレシーバーが付いてきます。

このレシーバーがワイヤレス接続の安定性を高めてくれます。

エンハンスドレシーバーは前方に向かって電波を集中することで、接続の安定性を高めてくれます。そのため、マウスの正面にレシーバーを置くようにしましょう。

反対向きに置いてしまうと電波の強度が弱くなってしまい、エンハンスドレシーバーを使う意味が無くなってしまいます。

エンハンスドレシーバーを使った時と普通のUSBレシーバーを使った時の違いは体感できるものではありませんが、少しでもワイヤレス接続の安定性を高めるためにもエンハンスドレシーバーの使用をおすすめします。

充電ドック機能が便利

ただ、このレシーバーが便利だと思ったのはそこではありません。エンハンスドレシーバーは充電ドックとしての機能も備えているので、マウスを置くだけで簡単に充電できます

ワイヤレスマウスのケーブルに差して充電するという煩わしさが少ないので、面倒臭がりな人でも使いやすくなっています。

また、充電ドックに差しやすいようにマウスに凹みがあるので、充電する時に「どこに置いたらいいか分からない」という心配もありませんでした。

充電ドック付きのワイヤレスレシーバーは他のマウスと比べてもEC2-CWの強みと言えるでしょう。

EC2-CWの設定方法

EC2-CWは「プラグ&プレイ」という、ドライバー不要の設計となっています。

そのため、マウス本体だけでDPI・ポーリングレート・LOD(リフトオフディスタンス)の変更ができます。

DPIの設定

DPIとポーリングレートの変更はマウスの底面で行います。

DPIはマウス底面の右側のボタンで行います。ボタンを押すと、「赤→紫→青→緑」の順番で色が変わります。

400
800
1600
3200
色とDPIの関係

ポーリングレートの設定

ポーリングレートは底面の左側のボタンで変更します。

125・500・1000での3段階で変更可能で、ボタンを押すとポーリングレートに対応したライトが点灯します。

LODの設定

また、ZOWIEのマウスは本体だけでマウスのLOD(リフトオフディスタンス)を変更することも出来ます。細かい設定方法が書いてありました。

低LOD4+1ボタン
中LOD5+1ボタン
高LOD4+1+2ボタン

「リフトオフディスタンスって何?」と思った人はこちらの記事をどうぞ。

EC2-CWのクリックについて

こちらではEC2-CWのクリック感について解説します。

メインボタンは軽め

メインボタンの押し心地は軽いです。スイッチが押されるまでに適度な遊びがあり、誤爆を防いでくれます。

スイッチが押された後も少し遊びがありますが、ボタン自体に跳ね返る感触があるので、高速連打がしやすくなっています。

誤爆防止と連打性能を両立した使いやすいメインボタンと言えるでしょう。

サイドボタンは硬め

サイドボタンは硬めでパキパキとした押し心地です。スイッチが押されるまでの遊びがほとんどなく、押した後はぐっと沈み込むような感触があります。

直感的に操作しやすいサイドボタンになっているので、頻繁に使うスキルなどをサイドボタンに割り当てても問題ありません。

コリコリ感強めのホイール

EC2-CWのホイールはコリコリとしたノッチ感が強いです。ホイールを回すとコリコリとした高めの音が鳴ります。音もかなり大きいです。

1回転ごとに回している感触がはっきり手に伝わってくる仕様で、しっかりホイールが回りきってくれるので、誤爆の心配はほとんどありません。

ただし、バニーホップなどで頻繁にホイールを回す人からすると音が気になるかもしれません。

EC2-CWのコーティングについて

EC2-CWにはマットコーティングが施されています。サラサラ系の触り心地ですが、適度なグリップ力があるので手汗をかいても指が滑りづらいです。

また、ZOWIE Cシリーズよりも手汗による汚れが目立ちにくくなったように感じました。

前作までは手汗が付くとべったり指の後がのこっていたのですが、今作は汚れは付くものの「汚い!」と強く感じる程のものではありませんでした。

それでもピカピカになるわけでは無いので、気になる人は定期的にメンテナンスをしてあげましょう。

EC2-CWのマウスソールについて

滑りと厚さ

EC2-CWのマウスソールには上に小さいソールが二つ、下に大きいソールが1つ付いています。

滑りはコントロール寄りです。他社製のPTFE100%ソールと比べると滑りが遅くなっていますが、安定した滑りを提供してくれます。

そのため、止め感が強いソールが好みの人には刺さる滑りとなっています。

ただ、ソールが薄いので柔らかいマウスパッドだと底面が擦れてしまいます。

ZOWIEの「G-SR II」「G-SR-SE」では気になりませんでしたが、ArtisanのXSOFTだと擦れてしまいました。

付属品でマウスソールが付いてくる

ZOWIEのマウスにはマウスソールがもう一つ付いてきます。仮にソールが削れてしまっても付属のソールに張り替えるだけで元の滑りに戻すことが出来ます。

標準ソールは別売りされていないことがほとんどなので、「ZOWIEのマウスソールが好き」という人には嬉しいポイントとなっています。

また、他社製のマウスソールに変えて、「やっぱりZOWIEの方が良かった」という時にも元のソールに戻せるので、安心して他社製のソールに挑戦出来ます。

EC2-CWの気になる所

EC2-CWの気になる所は「重さ」です。最近の「軽量マウスブーム」からするとEC2-CWは少し重ためと言えます。

77gと重すぎるわけではありませんが、今まで軽量マウスを使っていた人からすると違和感があるかもしれません。

ただ、かぶせ・つかみ持ちは重量が気になりにくい持ち方なので、過度に気にする必要はないと思います。個人的にはほとんど気になりませんでした。

どうしても重さが気になる人はやめておいた方が良いでしょう。

EC2-CWはどんな人におすすめ?

  • かぶせ持ち・つかみ持ちユーザー
  • リラックスしてマウスを握りたい
  • ボタンの誤爆を少なくしたい
  • 滑りづらいコーティング
  • サイドボタンは大きめがいい
  • 充電ドックで充電の手間を減らしたい
  • ドライバーをインストールするのが面倒

さっき解説したように、かぶせ持ち、つかみ持ちとの相性が非常に良いです。自然な角度でマウス握ることが出来るので、リラックスしたエイムがしやすいです。

手のひらのフィット感も強すぎず弱すぎない丁度いい感触です。

ECクローンと言われるマウスが出る程の形状なので、かぶせ持ち、つかみ持ちユーザーは是非一度試してみて下さい。

その他の機能も安定性を重視した作りとなっていて、品質重視でマウスを選ぶ人にもおすすめの製品となっています。

まとめ

EC2-CWはかぶせ持ち・つかみ持ちユーザーにおすすめのゲーミングマウスとなっています。マウスの緩やかな傾斜が自然なグリップをサポートしてくれます。

リラックスしてエイムしたい人にはピッタリの形状と言えるでしょう。

性能に関しては、ZOWIEらしい安定性を重視した設計となっています。ビルドクオリティも問題ありませんでした。

何度も言うようですが、かぶせ持ち・つかみ持ちで重さが気にならない人には是非一度試して欲しいマウスです。

以上ZOWIE EC2-CWのレビューでした。

ZOWIE EC2-CW
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • かぶせ持ち・つかみ持ちとの相性が非常に良い
  • リラックスしてマウスを握れる
  • 滑りづらいコーティング
  • 誤爆しづらいボタン
  • ドライバーレスでマウスを設定できる
  • エンハンスドレシーバーが便利
デメリット
  • 少し重ため
  • ホイールの音が大きい
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もくじ