この記事ではQCK HEAVYについて詳しく解説します。
- QCK HEAVYってどんなマウスパッド?
- 滑りは?
- どんな人におすすめ?
スペック
サイズ(L) | 横450mm×縦400mm |
厚さ | 6mm |
滑りのタイプ | コントロール |
速さ | 少し遅い |
止め | 止めやすい |
表面の質感 | サラサラ系、少しざらつきあり |
クッションの柔らかさ | 硬い |
巻き癖 | 強い |
湿気の影響 | 受けやすい |
エッジの処理 | 切りっぱなし |
滑り止めの性能 | 高い |
価格 | 4,036円 |
表面の質感
QCK HEAVYは布製マウスパッドらしい柔らかいサラサラとした肌触りです。
サラサラ系の表面ですが、指でなぞると毛羽立ちが少しあり、ザラツキのある感触が手に伝わります。
Artisan零のように腕の擦れが気になる程ではありませんでした。
厚さ
QCK HEAVYは厚さ6mmです。
厚さは6mmとぶ厚いですが、中間層が硬いので指で押してもあまり凹みません。
止めやすさを高めつつ、トラッキングの邪魔をしない程度なクッション性となっています。
巻き癖
QCK HEAVYの巻き癖は強いです。
開封直後はマウスパッドが丸まっていて、マウスを端まで移動させると巻き癖に乗り上げてしまいます。
ゲームをしない時は巻き癖が気になる所に重りを乗せて対策する必要があります。
そうすることで、巻き癖を減らすことが出来ます。逆向きにマウスパッドを巻くと、表面のうねりの原因になるのでおすすめはしません。
それでも巻き癖が取れるまでに最低でも一週間以上はかかるので、気長に待ちましょう。
湿気の影響
QCK HEAVYは湿気に弱いマウスパッドです。
湿気が強い日に使うと、いつもよりもマウスを動かす感覚が鈍くなります。
そのため、湿気による滑りの変化が気になる人は、除湿器やドライヤーでマウスパッドの湿気を飛ばして対策しましょう。
エッジ(縁)の処理
QCK HEAVYの縁は切りっぱなしです。
Amazonベーシックマウスパッドのように縁が硬くなっていないので、腕を動かしても擦れる感覚は少ないです。
横・下に腕を動かしても擦れ感はほとんどありませんでした。しかし、縦に腕を動かすとマウスパッドの縁が腕に引っ掛かります。
エッジの擦れ感が気になる人はマウスパッドを机から垂らすように置くか、マウスパッドに腕を乗せると擦れを軽減できます。
滑り止めの性能
QCK HEAVYの滑り止めの性能は優秀です。
本体に重量があり裏面のラバー素材がしっかり機能しているので、マウスを上下左右に動かしても、マウスパッドがずれることはありませんでした。
アームカバーとの相性
アームカバー(CW-X)との相性は良いです。アームカバーが引っ掛かることなくスムーズに腕を動かせます。
汗による汚れや腕の擦れ感が気になる人はアームカバーの使用をおすすめします。
センサーの読み取り性能
「MouseTester」というセンサーの動作を測るソフトウェアを使って、センサーの読み取りに問題が無いか確認しました。
今回使用した「Razer Deathadder V3 Pro」「Logicool G Pro X Superlight 2」では問題なく動作しました。ゲーム中にもセンサー飛びが発生することはありませんでした。
水洗いが出来る
QCK HEAVYは公式から「水洗いが出来る」と発表されています。マウスパッドを清潔に保ちたい人には、ありがたい機能と言えます。
マウスパッドを長期間使用すると汗などの汚れが溜まり、滑りが遅くなります。
そんな時に水洗いをすることでマウスパッドの性能を改善できます。
水洗いする時はゴシゴシこすらずに、優しく手で撫でるように洗ってください。そうすることで、マウスパッドの劣化を最小限に抑えれます。
それでもマウスパッドの汚れが落ちない時は、劣化覚悟で中性洗剤を使用するか、新しいマウスパッドを買いましょう。
滑りの特性
滑りについて
QCK HEAVYは滑りが遅いマウスパッドで、「安定した動作」「正確なエイム」が得意です。
マウスを動かした時にキレの良さは感じず、もっさりとマウスが動きます。
他のマウスパッドと比べると、Logicool G640より遅く、Razer Gigantus V2より少しだけ速いです。
マウスパッド全体で見ても遅い部類になるので、正確なマウス操作をしたい人におすすめのマウスパッドとなっています。
クッション性について
表面の沈み込みによる滑りの変化は少ないです。
「厚さ6mm」と分厚いマウスパッドですが、中間層の素材が硬いので指で押しても少ししか沈みません。
「適度なクッション性」で柔らかすぎないので、止めをサポートしつつトラッキングの邪魔をしない使用感となっています。
初心者でも扱いやすい安定した滑り
FPS初心者はマウス操作に慣れていないので、「滑りの速いマウスパッドだと思ったよりマウスが動いてしまう」という悩みを持つことも少なくありません。
QCK HEAVYは滑りが遅く、動作が安定しやすいので初心者でも扱いやすい操作感となっています。
フリック系のゲームと相性が良い
QCK HEAVYはフリック系のゲームと相性が良いです。
「止めたい所でピタッと止まる」「余計なマウスの動きを抑えてくれる」といった特性があるので、細かい的に正確にエイムを合わせやすいです。
VALORANTやCSなどのゲームで、フリックエイムをする機会が多い人にはピッタリのマウスパッドと言えます。
トラッキング系のゲームでも使える
QCK HEAVYは滑りが遅いのでトラッキング系のゲームでは使えないように思うかもしれませんが、実はそうではありません。
滑りが安定しているので、速さよりも精度の高いトラッキングを求めている人には使いやすいマウスパッドと言えます。
トラッキング系の代表作「Overwatch」のプロ選手にもQCK HEAVYを使用するプレイヤーはいます。
ただし、スピード系のマウスパッドと比べると素早いマウス操作は苦手なので、視点移動や予測で遅い滑りをカバーする必要があります。
プロ選手の使用デバイスが気になる人はこちらのサイト参考にしてください。
良いところ・気になるところ
- 滑りが少し遅いので、マウスを操作しやすい
- 止めたい所でピタッと止まる
- 滑り止めの性能が高く、マウスパッドがずれない
- プロ選手の使用率も高く、安心感がある
- 色々な場所で売っているので買いやすい
QCK HEAVYは滑りの遅いコントロール系のマウスパッドです。
意図しない細かいマウスの動きをマウスパッドが抑えてくれるので、安定したマウス操作がしやすいです。
「滑りの速いマウスパッドだとマウスが滑ってエイムがずれてしまう」という人におすすめの使用感と言えます。
また、滑りが遅くマウスを止めやすいので、フリック系のゲームで小さい的にエイムをピタッと合わせないといけないシーンにも対応しやすいです。
- 湿度が高いと滑りが遅くなる
- 巻き癖が強い
- 開封直後はゴム臭い
QCK HEAVYは初心者から上級者まで使いやすい操作感ですが、「巻き癖が強い」「湿気に弱い」という弱点があります。
どちらもユーザー側で対策できる弱点ですが、発売からかなり長い期間が経っているので改善して欲しいです。
また、匂いに関してはレビューでも批判的なコメントが多いので、敏感な人は気をつけた方がいいでしょう。
どんな人におすすめ?
QCK HEAVYはこんな人におすすめ
- 滑りの遅いマウスパッドが欲しい
- 滑りが速いマウスパッドだとエイムがぶれてしまう
- 安定した動作・正確なエイムをサポートして欲しい
- フリック系のゲームをプレイする
- プロ選手が使っているマウスパッドを使いたい
- 湿気対策が出来る
- 匂いに敏感じゃない
上記の内容に当てはまる人にはQCK HEAVYをおすすめします。
今までG640やG-SR-SEのようなバランスタイプのマウスパッドを使っていて、「滑りすぎる」と感じている人にはピッタリの滑りです。
安定した滑りは、スピードの速いマウスパッドにはない特性なので、正確なエイムを目指している人は是非一度試してみて下さい。
以上SteelSeries QCK HEAVYのレビューでした。
- 滑りが遅いので、マウスを操作しやすい
- 止めたい所でピタッと止まる
- フリック系のゲームと相性が良い
- 滑り止めの性能が高く、マウスパッドがずれない
- 色々な場所で売っているので、手に入れやすい
- アームカバーとの相性が良い
- 水洗いが出来る
- 湿気に弱い
- 巻き癖が強い
- 開封直後はゴム臭い