この記事でわかること
- QCK HEAVYの詳しい性能
- QCK HEAVYを実際に使ってみた感想
- QCK HEAVYの気になるところ
- QCK HEAVYはどんな人におすすめ?
- QCK HEAVYとQCK+の違いは?
こんにちは、ガジェットレビューをしている「わかる」です。
今回は超人気ゲーミングマウスパッドSteelSeries QCK HEAVYをレビューします。
買おうと思っているけど自分に合っているか分からないという人は是非最後まで見ていってください・
QCK HEAVYのスペック表はこちら
サイズ(L) | 横450mm×縦400mm |
厚さ | 6mm |
滑りのタイプ | コントロール |
速さ | 少し遅い |
止め | 止めやすい |
表面の質感 | サラサラ系、少しざらつきあり |
クッションの柔らかさ | 硬い |
巻き癖 | 強い |
湿気の影響 | 受けやすい |
エッジの処理 | 切りっぱなし |
滑り止めの性能 | 高い |
価格 | 4,036円 |
QCK HEAVYを使ってみた感想
滑りが遅いからマウス操作が安定する
QCK HEAVYは滑りが遅いマウスパッドなので、マウスがつるつる滑らず安定した操作が出来ます。
マウスパッドがマウスの余計な動きを抑えてくれる感覚です。
今まで滑りの速いマウスパッドを使っていて、マウスが滑って上手くエイム出来ていなかった人は一度QCK HEAVYを試してみると良いかもしれません。
フリックエイムがしやすい
QCK HEAVYは安定した操作が出来るので、エイムをピタッと止める「フリックエイム」との相性が良いです。
マウスを止めると表面の摩擦力が働いて、スッとマウスが止まってくれます。

VALORANTなどのフリック主体のゲームではかなり扱いやすいと思います。
また、マウス操作が安定するので大きなトラッキングエイムもしやすいと感じました。
移動中の敵を一方的に撃ったり、甘えた動きをした敵を撃つときには正確なエイムをすることが出来ます。
滑り止めが優秀
QCK HEAVYの滑り止めの性能はとても優秀です。
裏面に滑りにくいラバー素材が使われているのに加えて、マウスパッド自体にそこそこ重量があります。
そのため、マウスを激しく動かしてもマウスパッドがずれることはありませんでした。

ローセンシ(振り向き30cm)の僕でも問題なく使えました。
QCK HEAVYの気になるところ
- 湿度が高いと滑りが遅くなる
- 巻き癖が強い
- ゴム臭い
QCK HEAVYは初心者から上級者まで使いやすい操作感ですが、「巻き癖が強い」「湿気に弱い」という弱点があります。
どちらもユーザー側で対策できる弱点ですが、発売からかなり長い期間が経っているので改善して欲しいです。
また、匂いに関してはレビューでも批判的なコメントが多いので、敏感な人は気をつけた方がいいでしょう。
QCK HEAVYの性能を細かく解説
表面の質感
QCK HEAVYは布製マウスパッドらしい柔らかいサラサラとした肌触りです。
サラサラ系の表面ですが、指でなぞると毛羽立ちが少しあり、ザラツキのある感触が手に伝わります。
厚さ

QCK HEAVYは厚さ6mmです。
厚さは6mmとぶ厚いですが、中間層が硬いので指で押してもあまり凹みません。
止めやすさを高めつつ、トラッキングの邪魔をしない程度なクッション性となっています。
巻き癖
QCK HEAVYの巻き癖は強いです。
開封直後はマウスパッドが丸まっていて、マウスを端まで移動させると巻き癖に乗り上げてしまいます。
ゲームをしない時は巻き癖が気になる所に重りを乗せて対策する必要があります。
そうすることで、巻き癖を減らすことが出来ます。逆向きにマウスパッドを巻くと、表面のうねりの原因になるのでおすすめはしません。
湿気の影響
QCK HEAVYは湿気に弱いマウスパッドです。
湿気が強い日に使うと、いつもよりもマウスを動かす感覚が鈍くなります。
エッジ(縁)の処理
QCK HEAVYの縁は切りっぱなしです。
Amazonベーシックマウスパッドのように縁が硬くなっていないので、腕を動かしても擦れる感覚は少ないです。
横・下に腕を動かしても擦れ感はほとんどありませんでした。しかし、縦に腕を動かすとマウスパッドの縁が腕に引っ掛かります。

滑り止めの性能

QCK HEAVYの滑り止めの性能は優秀です。
本体に重量があり裏面のラバー素材がしっかり機能しているので、マウスを上下左右に動かしても、マウスパッドがずれることはありませんでした。
アームカバーとの相性

アームカバー(CW-X)との相性は良いです。アームカバーが引っ掛かることなくスムーズに腕を動かせます。
センサーの読み取り性能
「MouseTester」というセンサーの動作を測るソフトウェアを使って、センサーの読み取りに問題が無いか確認しました。


今回使用した「Razer Deathadder V3 Pro」「Logicool G Pro X Superlight 2」では問題なく動作しました。
水洗いが出来る
QCK HEAVYは公式から「水洗いが出来る」と発表されています。マウスパッドを清潔に保ちたい人には、ありがたい機能と言えます。
マウスパッドを長期間使用すると汗などの汚れが溜まり、滑りが遅くなります。
そんな時に水洗いをすることでマウスパッドの性能を改善できます。
水洗いする時はゴシゴシこすらずに、優しく手で撫でるように洗ってください。そうすることで、マウスパッドの劣化を最小限に抑えれます。
それでもマウスパッドの汚れが落ちない時は、劣化覚悟で中性洗剤を使用するか、新しいマウスパッドを買いましょう。
QCK HEAVYはどんな人におすすめ?
QCK HEAVYはこんな人におすすめ
- 滑りの遅いマウスパッドが欲しい
- 滑りが速いマウスパッドだとエイムがぶれてしまう
- 安定した動作・正確なエイムをサポートして欲しい
- フリック系のゲームをプレイする
- プロ選手が使っているマウスパッドを使いたい
今までG640やG-SR-SEのようなバランスタイプのマウスパッドを使っていて、「滑りすぎる」と感じている人にはQCK HEAVYはピッタリの滑りです。
安定した滑りは、スピードの速いマウスパッドにはない特性なので、正確なエイムを目指している人は是非一度試してみて下さい。

- 滑りが遅いので、マウスを操作しやすい
- 止めたい所でピタッと止まる
- フリック系のゲームと相性が良い
- 滑り止めの性能が高く、マウスパッドがずれない
- 色々な場所で売っているので、手に入れやすい
- アームカバーとの相性が良い
- 水洗いが出来る
- 湿気に弱い
- 巻き癖が強い
- 開封直後はゴム臭い
QCK HEAVYとQCK+の違いは?
最後にQCK HEAVYとQCK+の違いを解説します。
QCK HEAVY | QCK+ | |
サイズ(L) | 横450mm×縦400mm | 横450mm×縦400mm |
厚さ | 6mm | 2mm |
滑りのタイプ | コントロール | コントロール |
速さ | 少し遅い | 少し遅い |
止め | 止めやすい | 止めやすい |
表面の質感 | サラサラ系、少しざらつきあり | サラサラ系、少しざらつきあり |
クッションの柔らかさ | 硬い | とても硬い |
巻き癖 | 強い | あまりない |
湿気の影響 | とても弱い | 弱い |
エッジの処理 | 切りっぱなし | 切りっぱなし |
滑り止めの性能 | 高い | 高い |
価格 | 4,036円 | 2,182円 |
QCK HEAVYとQCK+はマウスパッドの厚みが違います。
QCK HEAVYが厚さ6mmと極厚なのに対して、QCK+は厚さ2mmと極薄です。

この違いは操作感にも表れています。表面の素材は同じなのですが、QCK HEAVYの方がクッション性があり、滑りが少し遅くなっています。

少しでも止めやすさを上げたい人はQCK HEAVYがおすすめ
また、QCK HEAVYは値段が倍近くするので、少しでもコストを抑えてマウスパッドを買いたいという人はQCK+を選びましょう。
ただし、QCK+の2mmという薄さはゲーミングマウスパッドとしては少し物足りない気がします。
値段は気にしてないから、マウスパッドとしても性能を求めている人はQCK HEAVYを選ぶと良いと思います。
以上QCK HEAVYのレビューでした。