Artisan零と99式の違いを解説します

Artisan零と99式、どっちが自分に合ってるか分からないという人も少なくないと思います。そこで今回は零と99式の違いを徹底的に見ていきます。

もくじ

零と99式の違い|まとめ

零と99式の大きな違いは滑りの速さと価格です。その他にもサイズ展開やカラー展開が異なりますが、品質自体は大差がありません。

どちらも非常に品質が優れています。


99式
サイズ展開S/M/L/XL/XXLL/XL/XXL
厚さMID(3mm)/
SOFTとXSOFT(4mm)
MID(3mm)/
SOFTとXSOFT(4mm)
硬さMID/SOFT/XSOFTMID/SOFT/XSOFT
滑りの速さ普通(中程度)
遅い
滑りのタイプバランスタイプコントロールタイプ
滑り出し軽い
重い
止めやすさ少し止めやすい
とても止めやすい
肌触りザラザラサラサラ
アームカバー(CW-X)との相性悪いとても悪い
販売されている色ブラック/オレンジブラック/グレー/抹茶
執筆時点での価格(XLサイズ)5,500円+送料6,160円+送料

肌触りと質感の違い

零はザラザラ

表面はザラザラしている

零は指でなぞるとザラザラしています。柔らかい毛羽立ちによるザラザラではなく、糸自体が硬くなっておりザラザラします。

零の表面を拡大すると、細かい凹凸があることが分かる

そのため、素肌での腕の擦れ感が少し強めだと感じます。

99式はさらさら

表面はサラサラしている

99式は指でなぞるとさらさらしています。零のような強いザラツキはありません。縦と横を指でなぞった時の感覚に違いがあります。

99式は縦方向に編まれているので、指を縦になぞるととても滑らかです。横になぞるとサラサラの中に少しざらつきを感じます。

99式の表面を拡大してみると、縦方向に編まれていることが分かる

それでも素肌で腕を動かしても痛くなることはありませんでした。

滑りの違い

今回は零・99式のどちらも「硬度SOFT」で検証しました。硬さが変わると滑りの質も変わりますが、零と99式の差を埋める程ではありません。

零は中程度の滑りの速さ

零は滑りと止めを両立したバランスタイプに分類できます。滑りの速さは中程度で多くの人が扱いやすいと思います。

他のマウスパッドと比べると、Logicool G640やZOWIG-SR-SEと似た滑走速度です。しかし、どちらの製品よりも滑りが軽いです。

零は布製マウスパッド特有の重たさが少ないです。しかし、表面のザラザラで止めやすさもあるバランスの良いマウスパッドと言えるでしょう。

零は初動が軽い

零はマウスの滑り出しが軽いです。細かくマウスを動かしてもつまりや引っ掛かりといった初動の重さは感じられず、軽快にマウスを操作できます。

99式は滑りが遅い

99式は滑りが遅いコントロールタイプに分類できます。マウスを滑らせると表面摩擦がかかり、ゆっくりとした滑走になります。

他のマウスパッドと比べると、Razer Gigantus V2やSteelSeries QcK Heavyよりも遅く、ZOWIEの旧G-SRより速いくらいのスピードになります。

コントロール性能に優れたマウスパッドで、手の余計な動作を制御してくれます。

99式は初動が重い

99式Artisan製マウスパッド特有の滑り出しの速さ、軽快さがありません。細かくマウスを動かすと強い抵抗感があります。

引っ掛かりがあるという訳ではなく、単に滑りの速さが遅いため初動が重たくなっています。

止めやすさの違い

止めの比較も「滑り」と同じく、「硬度SOFT」で検証しました。

零は少し止めやすい

零は滑りの軽快さに加えて、表面のザラツキと中間層のクッション性のおかげで止めやすさも実現しています

フリックエイムのようなピタッとエイムを止める動作も問題なくできます。ただし、コントロール系のマウスパッドよりは止め性能は落ちます。

今までSteelSeries QcKのような止めやすいマウスパッドを使っていた人はマウスを止めにくいと感じるかもしれません。

99式はとても止めやすい

99式はとても止めやすいです。元々滑りが遅いのに加えて、クッション性で更に摩擦が増えます

そのため、マウスパッド全体で見ても止めやすいマウスパッドと言えるでしょう。

99式のSOFTは、先程例に挙げたRazer Gigantus V2やSteelSeries QcK Heavyよりも止めやすいと感じました。

アームカバー(CW-X)との相性

零との相性は悪い

零は表面がザラザラしているのでアームカバーとの相性が悪いです。

アームカバーを付けて腕を滑らせると強い引きずり感があります。零を使う時は素肌の方が腕が動かしやすいと思います。

強い引きずり感あり

99式との相性はとても悪い

99式は表面はサラサラとしていますが、アームカバーとの相性が零以上に悪かったです。

アームカバーを付けて腕を動かすと、布が引っ張られてとてもじゃないですがFPSで必要な動作が出来ませんでした。

サラサラの表面なので、素肌の方が快適に使用できると思います。

横には腕をほとんど動かせません。

零の特徴

  • 表面がザラザラしている
  • 滑りと止めを両立したバランスタイプ
  • 滑り出しが軽い
  • 苦手な動作が無く、色々なシチュエーションに対応できる

苦手なマウスの動きが無い

零はこれと言って苦手なマウスの動きが無いマウスパッドです。大きなフリック、細かい微調整、トラッキングを高いレベルでこなしてくれます。

ただ、滑りや止め特化のマウスパッドが好きな人には物足りない使用感かもしれません。

99式の特徴

  • 表面がサラサラ
  • 止めやすさを重視したコントロールタイプ
  • 滑り出しが重い
  • マウスをピタッと止めるフリックエイムがしやすい
  • 一方向に動くトラッキングが安定する

99式は零と違いしっかりと狙っているユーザーの層があります。それが「止めエイム」を強化したいユーザーです。

得意なマウスの動き

99式は滑りが遅いのでフリックがとてもしやすいです。マウスを止める時に「ピタッ」と止まる感覚があります。

また、マウスの無駄な動作をある程度制御してくれるので、一方向に動くトラッキングもやりやすかったです。

苦手なマウスの動き

99式は細かいマウスの切り返しが苦手です。

マウスを止めるたびに、手にピタッと止まる感覚が生まれます。そのため、細かくマウスを切り返した時に動かしにくいと感じました。

どっちがおすすめ?

滑りと止めのバランスに優れている零

零は滑りと止めのバランスがとても良いです。軽快な滑りに加えて止めやすさもある程度あるので、いろいろなシチュエーションに対応できます。

オールラウンダーなマウスパッドを探している人は零の方がおすすめです。

止めと滑りの安定性に優れている99式

99式は滑りが遅く、止めやすさ・滑りの安定性が良いです。そのため、ピタッとマウスを止めたい人は99式がおすすめです。

また、手の動きをマウスパッドに制御して欲しい人にも99式はおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?改めて零と99式の違いを見てみましょう。


99式
サイズ展開S/M/L/XL/XXLL/XL/XXL
厚さMID(3mm)/
SOFTとXSOFT(4mm)
MID(3mm)/
SOFTとXSOFT(4mm)
硬さMID/SOFT/XSOFTMID/SOFT/XSOFT
滑りの速さ普通(中程度)
遅い
滑りのタイプバランスタイプコントロールタイプ
滑り出し軽め
重い
止めやすさ少し止めやすい
とても止めやすい
肌触りザラザラサラサラ
アームカバー(CW-X)との相性悪いとても悪い
販売されている色ブラック/オレンジブラック/グレー/抹茶
執筆時点での価格(XLサイズ)5,500円+送料6,160円+送料

零と99式は品質という面では非常にいいので、どちらにするかは滑りの速さで選んでしまっても大丈夫だと思います。

どんな動きもそつなくこなしたい人は零、止め重視なら99式です。

あとは、色の好みなどもあると思うので自分が好きなものを選んでみて下さい。

以上、零と99式の違いでした。

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この記事を書いた人

FPSゲーマーです。
プレイ時間:7000時間

プレイ履歴
CODシリーズ→PUBG→APEX LEGENDS→VALORANT

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