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【傑作】Artisan 99式 SOFTレビュー|最高峰のコントロール系マウスパッドを体験したい人はこれを買ってください

こんにちは、FPS7,000時間やってるわかるです。

Artisanからコントロール系のマウスパッドが登場しました、その名も「99式」。使ってみると思っていたよりもコントロール性能が高くて驚きました。

Artisan零よりも少しだけ滑りが遅いと思っていましたが、いい意味で期待を裏切ってくれました。

Artisan 99式 SOFTの特徴

・Artisan初のコントロール系マウスパッド

・表面はさらさら

・QcK HeavyやGigantus V2よりも滑りが遅い

・表面の摩擦と沈み込みでしっかり止まる

・一方向に動くトラッキングは安定感がある

・品質は最高

・価格(執筆時点)は6160円+送料

今回の記事ではArtisan99式を詳しくレビューします。それでは早速見ていきましょう。

もくじ

パッケージと外観

Artisan 99式はフラットパッケージで届きました

パッケージはかなり大きいです。恐らくArtisanのマウスパッドが届いたときにみんなが思うでしょう。僕も初めてArtisanのマウスパッドを見た時に思わず「デカすぎんだろ・・・」と口にしてしまいました。

ただ、デカいのにはちゃんと理由があります。Artisan99式はフラットパッケージというマウスパッドが巻かれていない状態で届きます。

そのため、マウスパッドにありがちな巻き癖を気にせずにすぐ使用することが出来ます。ここにもArtisanのこだわりが感じられますね。

商品名・サイズ・硬度・色が書かれています

中央には製品の詳細が書いてあります。店頭ではこちらをチェックして買いましょう。右上に書いてある99式が製品名、SOFTが中間層の硬さ、XLがサイズ、Mが抹茶を表しています。

裏面には注意書き

裏面にはいろんな言語で注意書きが書いてあります。

早速開けると99式の登場です。この瞬間が一番ワクワクしますよね。99式を見て思ったのは、光の当たり方で結構色が変わるということ。

画像だと黄緑の黄色が強めですが、実物はもう少し緑がかっています。色を伝えきれないのが悔しいです。

黄緑色が渋い

黄緑が渋いですね。いろんなカラーがあるゲーミングマウスパッドの中でもこの色味は見たことがないのでとっても新鮮です。所有欲を満たしてくれます。

右下にはArtisanのロゴが入っています。洗練されたデザインという印象でかっこいいですね。

外観に関してはこれくらいにしておいて、Artisan 99式 SOFTのレビューを見ていきましょう。

Artisan 99式 SOFTレビュー

スペック表はこちらから

サイズ展開L/XL/XXL
色展開ブラック/グレー/抹茶
中間層(スポンジの硬さ)MID/SOFT/XSOFT
表面の質感わずかにざらつきあり
滑りの特性コントロール系
エッジステッチ加工あり
裏面の滑り止め性能非常に高い
本体価格(執筆時点)L5,500円/XL6,160円/XXL7,260円

サイズと色

今回僕は99式のサイズ「XL」色は「抹茶」を買いました。XLは490mm×420mmと大きめなので、ローセンシでも安心して使えます。

色展開はブラック・グレー・抹茶の3種類となっています。どれもかっこいいので迷ってしまいますよね。僕は抹茶とグレーで迷いました。

質感と肌触り

表面を触るとサラサラとしています。Artisan特有のざらつきがかなり抑えられているので、多くの人が快適に扱えるのではないでしょうか。

僕は初めて99式の表面を触った時に思わず「おお~」という声が出てしまいました。

滑走面を拡大してみると、縦方向に編まれていることが分かる

同じArtisan製品で言うとハヤテ甲をめちゃくちゃマイルドにした印象です。

表面が縦に編まれているため、横方向になぞるとサーッというわずかなざらつきがありますが、縦方向だとざらつきの少ない滑らかな触り心地になっています。

柔らかい中間層(スポンジ)

Artisanのマウスパッドは製品ごとにMID/SOFT/XSOFTと3タイプに分けられます。中間層が硬いと滑りが速く、柔らかいと遅くなります。今回はその中でもSOFTを選択しました。

SOFTは柔らかめのスポンジで、沈み込みによる「止め」を体感できますが、使用中に強く沈み込みを感じる程ではありません。

とてもマイルドな使用感で万人受けしやすいので、迷ったらSOFTをおすすめします。

エッジの処理は完璧

エッジにはステッチ加工が施されている

エッジにはステッチ加工が施されており、このステッチ加工の精度が本当に良いです。一度Artisanのステッチ加工を見てしまうと、他のマウスパッドを見た時に「ん?」と感じてしまうくらいには品質が良いです。

マウスが端までいってもガタつかない

表面から少し低く加工されているので、マウスが端までいった時もがたつきを感じません。また、腕を上下に動かしてもステッチ加工が引っ掛かる感覚もありません。

やっぱりArtisanのステッチ加工は最高です。ちなみに次に紹介する「滑り止め」の性能も抜群に良いです。

鉄壁の滑り止め性能

滑り止め性能が非常に高く、机に乗せるとピタッと固定される

99式SOFTの滑り止め性能は抜群に良いです。一度机にマウスパッドを乗せるとピタッと固定されます。指で端を押しても全然動かないくらいしっかりくっついてくれます。

このくらいしっかりマウスパッドがくっついてくれれば安心して腕をぶんぶん振ることが出来ます。

僕はAPEX LEGENDSで800dpi1.2・VALORANT800dpi0.22のローセンシプレイヤーですが、今まで全く問題なくプレイできています。

巻き癖は無い

Artisan99式はフラットパッケージなので、巻き癖が無く届いた直後にすぐ快適に使用できます。

巻き癖を直すために「重いものを乗せて・・・」といった手間があるとかなりテンションが下がるので、その心配がないのは嬉しいポイントです。

簡易的なセンサーチェック

僕は普段いろいろなマウスを使ってゲームをしていますが、Artisan 99式を使っていてセンサー飛びが発生したことはありませんでした。

主な使用マウスはこちら
  • Logicool G Pro X Superlight 2
  • Razer Deathadder V3 Pro
  • VAXEE NP-01
  • VAXEE NP-01S
  • ZOWIE ZA-13C

コントロール性能の高い滑り

初動

初動は遅めです。今までのArtisanらしいキレのある初動の軽さはほとんどなく、コントロール系マウスパッドらしいヌルっとした初動となっています。

動き自体は遅いですが、初動のつまりや引っ掛かりのような感触はかなり少なく、そこにはArtisanらしさを少しだけ感じました。

滑走速度

トラッキング時の滑走速度もけっこう遅いです。マウスを動かしていると常に抵抗感があり、マウスの動きをしっかり制御してくれます。

マウスパッドの表面がフリックエイムや大きなトラッキングをアシストしてくれる操作感でした。滑走終わりも無駄にマウスが動くことは無く、スッと止まってくれます。

滑走速度は遅い

他のマウスパッドで例えると、Razer Gigantus V2やSteelseries QcK Heavyよりも遅く、ZOWIEの旧G-SRよりも速い滑走速度だと感じました。

切り返し

Artisan 99式は素早い切り返しには不向きな操作感だと思います。

コントロール性能が強いのでマウスを止めた時にピタッとその場で動きが止まります。そして初動が遅いという特性があるため、切り返す時にも抵抗感を感じます。

そのため、大きい動作で切り返す時は大丈夫ですが、細かい動作だと切り返すたびにピタッと止まる感覚が付いてくるので少し操作しにくいと感じました。

止め性能は抜群

Artisan 99式 SOFTの止め性能はとても良いです。滑走面の滑りの遅さと中間層(スポンジ)の柔らかさが相まって、コントロールマウスパッドの中でもちゃんと止まってくれるものだと感じました。

アームカバー(CW-X)との相性は悪い

CW-Xとの相性はとても悪いです

Artisan99式とアームカバーとの相性はかなり悪いです。

僕はCW-Xというアームカバーを持っているのですが、99式の上で腕を滑らせると、引っ掛かって全く動きません。思わず笑ってしまうくらいに動きませんでした。

恐らく縦方向に編まれた生地にアームカバーの素材が引っ掛かっているのだと思います。以前使っていたArtisan零よりも滑らないと感じたので、アームカバーを使う人は要注意です。

Artisan 99式を使ってみた感想

僕は普段APEX LEGENDSとVALORANTをプレイしているので、その感想をお伝えします。

ちゃんとコントロール系マウスパッドだった

Artisan99式が出た時はてっきり「零(バランスタイプ)に毛が生えた程度のコントロール性能なんだろうな」と思っていました。しかし、そんな予想とは裏腹に99式はしっかりコントロール系マウスパッドの滑りをしていました。

コントロール系が好きな人からすると嬉しい誤算だと思います。この滑りの遅さであればコントロール系のマウスパッドが好きな人でもArtisanの品質を安心して体験できると思いました。

フリックと大きなトラッキングエイムとの相性がばっちり

コントロール性能が高いマウスパッドなので、フリックエイムとの相性はばっちりだと思いました。VALORANTのフリックエイムはもちろんのこと、APEXでのショットガンの精度やずれてしまった敵に対する初弾の精度が

素早い切り返しには慣れが必要

コントロール系マウスパッドの宿命ですが、素早い切り返しに対応するには慣れが必要です。

僕はコントロール系のマウスパッドが大好きで、APEX LEGENDSでもG-SRを使っていたのであまり気になりませんでした。

しかし、今まで軽い操作感のマウスパッドでプレイしていた人は、切り返し時のキュッとした感覚に慣れるまで時間がかかると思いました。

メリットとデメリット

メリット

・品質がとてもいい

・滑り止めの性能が高く、マウスパッドがずれない

・表面のざらつきがかなり抑えられている

・コントロール性能の高い滑り

・フリック・大きなトラッキングとの相性が良い

デメリット

・アームカバーとの相性が悪い

・値段が高い

上質なコントロール系マウスパッドを求めてる人におすすめ

  • コントロール系のマウスパッドが好き
  • マウスパッドに止め感をアシストして欲しい
  • 滑りの速さはあまり求めていない
  • 品質のいいマウスパッドを使いたい
  • 黒色のマウスパッドに飽きた

これらの内容に当てはまる人にはピッタリのマウスパッドだと思います。サラサラの表面としっとりとした滑走がコントロール系マウスパッド好きにはたまらない使用感となっています。

マウスパッドに滑りは求めていない、コントロール性能を重視している人にはとてもおすすめです。

Artisan 零 SOFTとの違いは何?

恐らく99式を購入する時に「零」と迷う人も少なくないと思います。そこで、ここでは99式と零の違いを簡単に解説します。

99式
質感と肌触りざらざらさらさら
滑りのタイプバランスタイプコントロールタイプ
色展開ブラック/オレンジブラック/グレー/抹茶

質感と肌触り

零はザラザラで99式はサラサラとしています。肌触りが良いのは99式なので、腕の擦れ感を少しでも抑えたい人は99式をおすすめします。

ただし、どちらもアームカバーとの相性は良くないので注意してください。そこまで腕の擦れ感が気にならない人は次の滑りと止めで選びましょう。

滑りと止め

滑りは零がバランスタイプで99式はコントロールタイプとなっています。

どんなシチュエーションにも万能に対応してくれるのは零です。99式はかなり止めに寄った性能をしています。

そのため、Artisanの軽い初動と中程度の滑走速度を体験したい人は零、Artisanの品質を求めつつコントロール性能を高めたい人には99式をおすすめします。

Artisan 99式のまとめ

Artisan 99式は今ままでのArtisan製品よりも明確に止め性能が高いマウスパッドでした。零よりも滑走速度が遅くコントロール性能が高いので、フリックや大きなトラッキングとの相性が良いです。

その反面細かい切り返しは苦手で、今まであまりコントロール系を触ってこなかった人は慣れるまでに時間がかかると思います。

品質は最高峰です。Artisanのマウスパッドを知ってしまうと、他のマウスパッドでは少し物足りなく感じてしまいます。

全体的に見ると品質が非常に良いコントロール系マウスパッドという印象です。今まで紹介してきた内容に自分のプレイスタイルがマッチしそうな人は是非一度この滑りを体験してみてください。

以上Artisan 99式 SOFTのレビューでした。

Artisan 99式 SOFT
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • コントロール性能が高い
  • フリック、大きなトラッキングとの相性がいい
  • ステッチ加工の精度がとてもいい
  • 滑り止めの性能が良く、マウスパッドがずれない
デメリット
  • アームカバーとの相性が悪い
  • 値段が高い
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この記事を書いた人

FPSゲーマーです。
プレイ時間:7000時間

プレイ履歴
CODシリーズ→PUBG→APEX LEGENDS→VALORANT

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