この記事でわかること
- Pulsefire Matの性能
- Pulsefire Matを使ってみた感想
- Pulsefire Matの気になるところ
- Pulsefire Matはどんな人におすすめ?
- 同価格帯のマウスパッドとPulsefire Matを比べると?
この記事では「Pulsefire Mat」をFPS歴7年の僕が詳しくレビューします。
買おうと思っていたけど自分に合っているか分からない
という人は是非参考にしてください。
HyperX Pulsefire Matの性能を詳しく解説
スペック表
サイズ(L) | 横450mm×縦400mm |
厚さ | 3mm |
触り心地 | ザラザラ |
滑りの速さ | 標準 3.5/5 |
止めやすさ | 標準 3.5/5 |
グリップ性能 | 高め |
縁の処理 | ステッチ加工 |
価格 | 2,180円 |
性能をチェック
肌触りはザラザラ
Pulsefire Matの表面は目が粗く、ザラザラとした肌触りです。
拡大してみると目の粗さがよく分かります。繊維がランダムに配置されていて細かい凹凸がありました。

ステッチ加工あり
マウスパッドの縁にはステッチ加工が施されています。
ステッチ加工の密度が高いので縁からマウスパッドが剥がれてくる心配はほとんどないでしょう。しかし、表面よりも盛り上がってしまっているのはマイナスポイントです。

滑り止めの性能は高い
裏面にはゴム素材のグリップが散りばめられています。グリップ力は高いです。

アームカバーとの相性は悪い
アームカバーとの相性も確認しました。使用したアームカバーはワコールCW-Xです。
アームカバーとの相性は悪いです。マウスパッドの細かい凹凸にアームカバーが引っ掛かってしまいます。

センサーの読み性能は問題なし
センサーの読み取り性能は良好で、今回計測した4つのマウスでは問題なく使用できました。ゲーム中にも変な挙動は発生しませんでした。




HyperX Pulsefire Matを使ってみた感想
Pulsefire Matの良いところ
滑りと止めのバランスが良い
Pulsefire Matは滑りと止めのバランスが良いマウスパッドです。滑りの速さは、速すぎず遅すぎない標準くらいとなっていました。
滑り出しが軽く、マウスを大きく動かしている時も布製の滑りの重たさが少なかったです。また、滑りが軽いのに、表面にザラツキがあるので止めたい所でスッと止まってくれます。
そのため、VALORANTのようなフリックエイム系のゲームからAPEX LEGENDSのようなトラッキングエイム系のゲームまで幅広く対応してくれます。
また、「感度によって使いにくくなる」ということも無く使えるシーンの広いマウスパッドという印象を持ちました。
滑り止めの性能が高い
Pulsefire Matの裏面には小さなゴム素材が沢山散りばめられており、マウスパッドのグリップ力が高くなっています。
そのため、マウスを激しく振ってもマウスパッドが大きく動くことは無く、ゲームに集中することが出来ました。ハイセンシの人はもちろんのこと、ローセンシの人も満足できる使用感だと思います。
性能に関しては価格以上
Pulsefire Matの性能は価格以上だと感じました。
特に滑りの性能が2,180円とは思えない程良かったです。先程お伝えしたように滑りと止めのバランスが良いので様々なシーンに対応出来ます。
また、「グリップ力の高い滑り止め」「しっかり縫われたステッチ加工」とゲーミングマウスパッドに必要なものを十分に備えています。
もちろん品質に関していくつか気になるところがありますが、この値段ではかなりコストパフォーマンスが高い商品だと思いました。
Pulsefire Matの気になるところ
表面のザラツキが強い
Pulsefire Matの一番気になるところが表面のザラツキです。表面を指でなぞると繊維の粗さが指先に伝わってきます。
そのため、腕を乗せてマウスを動かすとこの「ザラツキ」が結構気になります。特に腕をぶんぶん振るローセンシの人は気になりやすいと思ます。
表面のザラツキのおかげで滑りと止めを両立しているとはいえ、サラサラ系のマウスパッドが好きな人にはPulsefire Matはおすすめできない使用感だと言えるでしょう。
ステッチ加工が分厚い
Pulsefire Matに施されているステッチ加工は分厚いです。そのため、マウスがマウスパッドの端まで行くとガタツキを感じます。
また、ステッチ加工が盛り上がっているので、腕を乗せて動かすとゴリゴリとした感触があります。表面の目の粗さと相まって腕の擦れ感を強く感じてしまいました。
同じ値段帯のマウスパッドとHyperX Pulsefire Matを比較
ここではHyperX Pulsefire Matと同じ値段帯のマウスパッド「SteelSeries QCK+」「RAZER Gigantus V2」「Logicool G640」との比較をします。どれを買おうか迷っていた人は是非参考にしてください。
今回はすべてLサイズで比較しています。※サイズが変わると厚さが若干変わる場合がります。購入前にしっかり確認しましょう。
HyperX Pulsefire Mat | SteelSeries QCK+ | RAZER Gigantus V2 | Logicool G640 | |
サイズ(L) | 450mm×400mm | 450mm×400mm | 450mm×400mm | 460mm×400mm |
厚さ | 3mm | 2mm | 3mm | 3mm |
表面の肌触り | ザラザラ | 少しザラザラ | 少しザラザラ | サラサラ |
滑りの速さ | 標準 | 遅い | 遅い | 標準 |
止めやすさ | やや止めやすい | 止めやすい | 止めやすい | やや止めにくい |
ステッチ加工 | あり | なし | なし | なし |
裏面のグリップ力 | 強め | 強め | 強め | 弱め |
サイズ展開 | M・L・XL・XXL | S・M・L・XL・XXL・3XL・4XL・5XL | M・L・XXL・3XL | G640・G840 |
Amazon価格(Lサイズ) | 2,180円 | 2,382円 | 2,480円 | 3,500円 |
おすすめ度 |
HyperX Pulsefire Matはどんな人におすすめ?
- 滑りと止めのバランスが良いマウスパッドが欲しい
- コストパフォーマンスの高いマウスパッドが欲しい
- 頻繁にマウスパッドを交換する
- ザラザラ系の滑りが好き
- 腕の擦れ感はあまり気にならない
Pulsefire Matは「表面のザラツキ」「ステッチ加工の厚さ」が気にならなければ、かなり扱いやすいマウスパッドと言えます。
滑りと止めのバランスが良く様々なシーンに対応できるので、初心者はもちろん、中・上級者の人にもおすすめできる操作感となっていました。

マウスの操作性だけで言うと、この値段帯では頭一つ抜けていると思います。
この「ザラツキ」と「滑り」のバランスは5,000円くらいのマウスパッドだと見かけるのですが、2180円で体験できるとは思ってもいませんでした。
また、サイズ展開が豊富なのでFPS兼デスクマットとして使う人にもおすすめのマウスパッドと言えます。
総合的に見てかなり完成度が高いので、気になっている人は一度試してみてもいいかもしれませんね。