マウスパッドは実際に使ってみないとどんな使い心地か分からないので、購入前に不安になる人が多いと思います。
僕もマウスパッドを買う前は、レビュー記事を見て「自分に合っているか」をしっかり確認しています。
そんな悩みを解決するために、この記事ではFPS歴7年の僕が飛燕の性能と実際に使ってみた感想を詳しく解説します。

飛燕がどんなマウスパッドか気になっている人は要チェック
この記事でわかること
- 飛燕の性能
- 飛燕を実際に使ってみた感想
- 飛燕の気になるところ
- 飛燕と零の違いは?
- 飛燕はどんな人におすすめ?
Artisan 飛燕の性能を解説

サイズ(XL) | 横490mm×縦420mm |
厚さ | MID3mm/ SOFT・XSOFT4mm |
表面の素材 | ポリエステル(アムンゼン生地) |
表面の質感 | ザラザラ |
滑り | 4.5/5 |
止め | 2.5/5 |
滑り止めの性能 | とても優秀 |
縁の処理 | ステッチ加工 |
アームカバーとの相性 | |
色 | ブラック/ワインレッド |
価格 | 5,500円+送料 |
飛燕の表面にはアムンゼン生地が使われています。表面はザラザラとしていて、腕を乗せると目の粗さが手に伝わってきます。
アムンゼン生地を採用したマウスパッドは通常の布製マウスパッドよりも湿気に強い特徴があります。

滑り止めの性能は非常に優秀で、マウスを激しく振ってもマウスパッドが動くことはありませんでした。

マウスパッドの縁にはステッチ加工が施されています。そのため、縁からマウスパッドがほつれてくる心配はありません。

Artisan 飛燕を使ってみた感想
滑りが速く、キレのある操作が出来る

飛燕はスピード系マウスパッドで滑りがとても速いです。普通の布製マウスパッドのような滑りの重たさがほとんどなく、キレのある操作が出来ます。

指先の細かな動作をマウスに反映させやすいです。
G640やQCKのような滑りが普通もしくは遅めのマウスパッドを使っていた人はつるつる滑ると感じるかもしれません。
反対に、飛燕を使った後にQCKのようなマウスパッドを使うと、操作が鈍くエイムしづらく感じました。
今まで滑りの遅いマウスパッドを使っていて、「もっとエイムにキレが欲しい」と思っていた人にはピッタリの操作感と言えるでしょう。
トラッキングエイムとの相性が良い
飛燕は滑りが速いので、トラッキングエイムがとてもやりやすかったです。マウスに伝わる抵抗感が少なく、敵が素早く移動してもスムーズにエイムを合わせることが出来ます。

大きく動くトラッキング、細かく動くトラッキングのどちらもやりやすいです
そのため、APEX LEGENDSやOverwatchなどのトラッキングゲームとの相性がとても良いと感じました。
精度よりも反応速度が求めらるゲームをやっている人におすすめです。
SOFTだけど沈み込みが少ない

飛燕はArtisanの中では中間に位置する硬さ「SOFT」でも沈み込みが少ないです。
零のSOFTを使っていた時に感じた「沈み込み」が飛燕ではあまり感じられませんでした。飛燕SOFTはマウスに力を加えると少し表面が沈みますが、ピタッと止まるような感触はありません。

マウスパッドがグッと沈み込む感触が好きな人はXSOFTをおすすめします。
湿気に強いから滑りが安定する
飛燕はアムンゼン生地を採用しており、湿気に強いという特徴があります。そのため、湿気による滑りの変化が少なく、安定した操作が出来ます。
日本は湿度が高く、布製マウスパッドだと日によって滑りが変わってしまうことも少なくありません。しかし飛燕を使ってみると、雨の日でも滑りの変化が少なく、いつも通りのパフォーマンスを発揮することが出来ました。
滑り止めが優秀

飛燕の滑り止めはとても優秀です。
滑り止めの性能が弱く、腕を振った時にマウスパッドがずれると、集中力が切れたり、エイムが外れてしまう原因になります。常に安定したパフォーマンスを発揮するためにも、滑り止めの性能が高いことは必須の条件と言えます。
僕は振り向き30cmのローセンシなのですが、マウスを激しく振っても飛燕がずれてしまうことはありませんでした。今までマウスパッドのずれに悩まされていた人も飛燕であれば問題なく使用できるでしょう。
フラットパッケージに入っているから巻き癖が無い

飛燕は「フラットパッケージ」という巻かれていない状態で梱包されています。そのため、巻き癖が一切なく開封してすぐに使用できます。
巻き癖があると、マウスパッドの盛り上がった部分とマウスが接触してストレスになります。集中力の低下にも繋がるので巻き癖は少ないに越したことはありません。
しかし飛燕には巻き癖が無いので快適に使用することが出来ました。
Artisan 飛燕の気になるところ
飛燕は機能性を見るとかなり優れているマウスパッドですが、当然弱点もあります。
ザラザラ感がとても強い

飛燕の最大のデメリットが「ザラザラ感の強さ」です。腕を乗せて動かしてみると、ザラザラとした感触がはっきり腕に伝わってきます。

今まで使ってきた布製マウスパッドでは感じたことが無いくらいのザラザラ具合です。
布製だと表面がサラサラしているものが多いので、サラサラ系のマウスパッドから乗り換えると、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
アームカバーとの相性も良くないので、アームカバーを着用してFPSをプレイしている人は気をつけましょう。
大きいフリックエイムが苦手
飛燕は滑りが速く操作感が軽いので大きなフリックエイムが苦手です。マウスパッドの摩擦によるピタッと止まる感触が無く、手の動きだけでエイムを合わせなければいけません。
僕がVALORANTをプレイした時にはエイムがピタッと合わず敵の頭から少しずれてしまうことが多かったです。

フリック系のゲームにはあまりおすすめ出来ません。
マウスの動かし方に慣れれば扱えますが、難易度はかなり高いと思います。もしフリック系のゲームで使用するなら、大きなフリックを出来るだけ減らすような工夫が必要になります。
VALORANTのプロでも飛燕を使っている人はいる
飛燕はフリック系のゲームは苦手ですが、全く使えないわけではありません。VALORANTのプロ選手にも飛燕を使っている人はいます。
ProSettingsより引用(2025/2/13)
Artisan 飛燕と零を比べると?
飛燕 | 零 | |
滑り | 速い 4.5/5 | 普通 3.5/5 |
止め | 止めにくい 2/5 | 止めやすい 4/5 |
滑りのタイプ | スピード | バランス |
質感 | 強いザラザラ | ザラザラ |
アームカバーとの相性 | ||
おすすめ度 |
飛燕と零では滑りの速さが大きく違います。
- 飛燕は速さ重視のスピード系マウスパッド
- 零は滑って止まるバランス系マウスパッド
零の方が扱いやすいマウスパッドですが、飛燕のような軽快さはありません。滑りに特化させたい人は飛燕、どんなゲームでもバランスよく使いたいという人は零を選びましょう。
表面のザラザラ具合は飛燕の方が強いです。零もザラザラしていますが、飛燕のように腕がゴリゴリするほどではありません。
詳しい解説はこちらのまとめ記事をどうぞ。

Artisan 飛燕はこんな人におすすめ!
これまでの内容を元に飛燕がどんな人におすすめかまとめました。
- 滑りが速く、キレのある操作感が好き
- トラッキング系のゲームをやる
- 湿気に強いマウスパッドが欲しい
- 滑り止めが優秀なマウスパッドを探している
- 表面のザラツキが気にならない
飛燕は上記の内容に当てはまる人におすすめのマウスパッドと言えます。

品質の良いスピード系マウスパッドを求めている人は、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
以上Artisan 飛燕 SOFTのレビューでした。