アクチュエーションポイント
ゲーミングキーボードを買う上欠かせない要素がこの「アクチュエーションポイント」です。
アクチュエーションポイントとは
キーが反応するまでの深さ
だと思ってください。例えば、アクチュエーションポイントが4mmであれば、4mmキーを押さないと入力が反映されません。逆に0,1mmであればキーに軽く触れるだけで入力されます。
基本的には浅い方がキー入力が速くなるのでFPSには有利とされています。2.0mmから1.2mm程度のものを選びましょう。
アクチュエーションポイントは浅い方がいいの?
こう聞くとアクチュエーションポイントは浅い方が良いと思われがちですが、意外とそうではありません。反応するまでの距離が浅いということは、それだけ誤入力も起こしやすいということです。
もちろん全く入力ミスをせずにキー操作が出来るなら浅めのアクチュエーションポイントにした方がいいのですが、人間だれしもミスをするものです。0.1mmなどの極端に反応が速いものよりも、1.0mm~1.5mm程度の速さと正確さを両立したものをおすすめします。
僕は1.0~1.2mm辺りが好みです。それよりも速くなると誤作動を起こす頻度が増えるような気がします。
アクチュエーションポイントが変更できると最高
ゲーミングキーボードの中にはアクチュエーションポイントを変更できるものもあります。
多くのゲーミングキーボードはアクチュエーションポイントが固定されていますが、変更できるものであれば自分好みに操作感をカスタマイズできます。また、買った後に「もう少し早く反応して欲しかった」などの問題も起きづらくなります。
ただし、この機能は高価なものに付いていることが多いです。もし予算に余裕があるのならアクチュエーションポイントが変更できるものを選びしょう。
ラピッドトリガー
最近のゲーミングキーボードにはもはや必須と言ってもいい機能が「ラピッドトリガー」です。
ラピッドトリガーとは
キーを少し上げた瞬間に、即時に入力が解除される機能
のことを指します。こう聞くとアクチュエーションポイントよりも重要性が低いように聞こえますが、ラピッドトリガーが付いているキーボードとそうでないものでは天と地ほどの差があります。
・キーを押す
・キーが反応する(アクチュエーションポイント)
・キーを離す
・入力が解除される(ラピッドトリガー)
素早く入力が解除されることで、次のキー入力を素早く行うことができます。正確かつ高速なキー入力が求められるFPSではラピッドトリガーは非常に強力な機能と言えるでしょう。
これは実際に体感できるレベルで違うので、デバイス面で後れを取りたくない人は是非ともチェックして欲しいです。
どういうシーンで役に立つの?
基本的にはキー操作全般でより素早い操作が可能になります。特に違いを体感できるのが、valorantやcsなどの「ストッピング」と言われる動作が必要なゲームです。
valorantではキャラクターが止まった状態でないと弾がまっすぐ飛びません。なので弾を撃つ前に「ストッピング」というキャラクターの動きを止める入力が必要になります。
従来であれば移動方向とは逆のキーを一瞬入力することで、素早くキャラクターの移動を止めていましたが、ラピッドトリガーを使うことで逆キーなしでも超高速でストッピング出来るようになりました。
プロシーンを見てもほとんどのプレイヤーがラピッドトリガー搭載のキーボードを使っています。それほどまでにデバイス面で差が出るということです。
また、apexなどの複雑な操作が求められるゲームでも、より正確かつ高速な入力が実現できるラピッドトリガーは重宝されます。
リニア軸
リニア軸とはキーを押したときに音が鳴らないキーのことを指します。一般的には「赤軸」「銀軸」などと言われるものがリニア軸に当たります。
これは好みの問題もありますが、カチカチなるクリッキー(青軸)やカチカチ音は無いけどはっきりとした押し心地のあるタクタイル(茶軸)はFPSにおいて不要だと考えています。
理由は二つあります。
- キー入力の際に余計な力がいる
- うるさい
この2点です。上記のクリッキー・タクタイルは入力する時に少しぐっと力を入れる必要がありますが、この余計な力が正確なキー入力をする上で邪魔になる可能性があります。
また、「うるさい」という点に関してはクリッキーのみ当てはまります。カチカチとした入力音は自分の意識がキーボードに向き集中力がそがれるだけでなく、VCの相手にも不快に思われることが多いです。
正直「カチカチ音が好き」という人以外はクリッキー(青軸)を選ぶ必要はないと思います。
なのでキーボードの軸を選ぶ時は静かで比較的力の要らないリニア軸(赤軸など)をおすすめします。
最後に
今回はゲーミングキーボードの選び方について解説しました。「アクチュエーションポイントが変更できるか」「ラピッドトリガーの有無」についてはあればそれだけ有利にFPSをプレイできるので、選ぶ際にはこの機能がついているか確認しましょう。
ただ、多くの機能が付いているほど高価にもなるので、予算と相談しながら必要な機能を選びましょう。
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