独特な形状ながらも様々な持ち方を考慮した設計となっており、多くのユーザーから支持されているVAXEE ZYGEN NP-01S。
小さいマウスが好きな人には特におすすめのNP-01Sですが、詳しいスペックや形状が分からなければ購入も難しいでしょう。
そこで今回の記事では
- スペック
- 形状・持ち方との相性
- NP-01との違い
について徹底的にレビューしました。目次から飛べるので気になるところから見ていってください。
VAXEE ZYGEN NP-01S~スペック~
NP-01のスペックはこちらから
全長 | 118mm |
横幅 | 57mm |
高さ | 37mm |
重さ | 71g |
ボタン数 | 5 |
センサー | PMW3389 |
ケーブル | パラコード |
LOD | 3段階調整 |
クリック応答速度 | 2,4,8msで変更可能 |
DPI | 400/800/1600/3200 |
ポーリングレート | 125/500/1000hz |
全長 | 118mm |
横幅 | 57mm |
高さ | 37mm |
重さ | 71g |
ボタン数 | 5 |
センサー | PMW3389 |
ケーブル | パラコード |
LOD | 3段階調整 |
クリック応答速度 | 2,4,8msで変更可能 |
DPI | 400/800/1600/3200 |
ポーリングレート | 125/500/1000hz |
センサー
センサーはPMW3389を使用。安定した動作で、速く動かしてもゆっくり動かしてもマウスカーソルが飛ぶ心配はありません。
LOD(マウスを浮かしてセンサーが反応しなくなる距離)も低めに設定されています。
頻繁にマウスを動かす人でも余計なカーソル移動が発生しづらいです
またドライバを使わずにLODを3段階変更できます。以前使っていたマウスと近いLODでプレイしたい人には嬉しい機能です
ケーブル
ケーブルはパラコードタイプで操作時の引きずり感が少なくなっています。
ふにゃふにゃのパラコードではありませんが、あまり柔らかすぎるとケーブルを踏んでしまう恐れがあるので少し硬いくらいで問題ないと思います。
また、ケーブルの付け根が高めに設計されているのでマウス操作時にケーブルの付け根が擦れません。
パラコードケーブルと相まって快適な操作が可能です
メインボタン
軽めの押し心地、明瞭なクリック感とFPSをプレイするには最適と言っていい設計となっています
メインボタンは適度に軽い押し心地、明瞭なクリック感と非常に使いやすいです。
ぐっと押し込んでも無駄な遊びがなく、細かい連打やタップ撃ちがしやすいように感じました
押す場所によってクリック感が変わることもほとんどありません。
強いて言うならばマウスを浅く持つ人は若干硬く感じます。
サイドボタン
サイドボタンもメインボタン同様適度に軽い押し心地、明瞭なクリック感となっていて非常に使いやすいです
水平に配置されている設計も良いと感じました。指を立てて持つ、寝かせて持つ人のどちらも不快に感じづらいボタン配置となっています
サイドボタンも軽く明瞭なクリック感があり誤射も起きにくい、FPSをプレイしやすい設計となっています
ホイール
ホイールは光学式の24ノッチホイールです。これは正直好みが分かれる部分だと考えています
- カラカラとした高めの動作音
- 重たいホイールの回し心地
一つ一つの動作を正確に行う必要があるゲームでは良い設計かもしれません。
しかし、バニーホップなどで連続使用する時には少し不快に感じる操作感となってしまっています
ホイールボタンも重ためになっており、誤射をすることはありません
こちらも頻繁に使用する人には不向きな設計で、マップにピンを指す時にホイールに設定していると使いずらく感じました
明確に回している感覚があり、正確な動作を求める人にはおすすめ。しかし、連続しようには向かない設計となっています
クリック応答速度
NP-01Sは底面の2,4,8と書いてあるボタンでクリック応答速度を変えれます。個人的にはかなり嬉しい機能です。
valorantでタップ撃ちをする時にどうしても一発余計に撃ってしまう癖があり、撃ち合いにも悪影響が出ていました
しかし、クリック応答速度を下げたことで、無意識でもタップ撃ち・バースト撃ちの切り替えが容易になりました。
- 少しでも応答速度が早い方がいい人は2ms
- タップ撃ちやバースト撃ちで誤射をする人は4ms、8ms
マウスソール
- 安定性を重視したマウスソール
- やや薄い作り
- 使用感が気になる場合はサードパーティー製の使用をおすすめ
マウスソールは真っ白のPTFE素材で、耐久力と安定性に焦点を当てたものとなっています。ソールの縁が引っ掛かることもありません。
そこまで速い滑走速度ではなく、誰にでも扱いやすいソールです。
また、ソール自体は少し薄いので、柔らかく沈み込みのあるマウスパッドを使用していると底面をする感覚があります
表面加工とグリップ性能
- グリップ力に優れた加工
- 手汗をかく人でも快適に使用できる
- 汚れが目立ちやすい
NP-01Sにはマット加工と光沢加工の2種類があります。NP-01Sはマット加工しか持っていないので今回はマット加工中心に説明します。
マット加工はサラサラとした手触りながらもグリップ力のある加工が施されています。手汗がある状態でも滑りずらく、快適な操作が可能です。
触った感覚はzowieのマウスが近いと感じました。
欠点としては汚れが目立ちやすいことが挙げられます。手汗の汚れを目立たせたくない人は黒以外の明るい色を選択すると良いです。
ビルドクオリティ
数多くあるゲーミングマウスの中でもトップクラスのビルドクオリティ
NP-01Sのビルドクオリティは非常に高いです。
どこを握っても軋みなどは感じません。また各ボタン、ホイールもぐらつきはなく安定しています
また、マウスシェルにほとんど繋ぎ目がなく、快適な持ち心地となっています。
製品価格が8,190円と安くはありませんが、価格以上のビルドクオリティだと感じます
万が一不良品に当たってもVAXEEのサポートは非常に手厚いので、そこも安心できるポイントでしょう
VAXEE ZYGEN NP-01S~形状と持ち方との相性~
- 全体的に背が低く幅も狭い
- 後部に適度な膨らみを持たせることによってさまざまな持ち方に対応
- 左右非対称マウスではあるが、左右対称の良い所も取り入れた小型万能マウスと言える
NP-01Sは左右非対称のマウスでは珍しい背の低い設計になっています。
多くの左右非対称マウスでは背が高く手首の角度が制限されていました。
NP-01Sはその問題が解消され手首の角度を自由に選択できます。
背が低くマウスの右側にカーブがある独特な形状のおかげで、小指、薬指の配置が普通の左右対称マウスと比べて容易になったと感じます。
このおかげで
無駄な力が入りずらくなり、リラックスした状態でマウスを握れます
背が低いながらも後部に膨らみがあるおかげで、手のひらのフィット感の好みによってマウスの持ち方を変えることもできます。
フィット感が欲しい人は深めに、フィット感がいらない人は浅めに持つことで快適な操作が可能です
どちらの持ち方でもマウス操作時に不快に感じるポイントがなく、手首の角度同様に自由にマウスの持ち方を選べます
それではそれぞれも持ち方との相性を見ていきましょう。
かぶせ持ち | |
つかみ持ち | |
つまみ持ち |
持ち方 | 評価 |
---|---|
かぶせ持ち | |
つかみ持ち | |
つまみ持ち |
かぶせ持ち
- 手の大きさにかなり依存
- 手が小さい人との相性は○
- 他のエルゴノミクスマウスと比べるとフィット感がやや劣る
かぶせ持ちとの相性は悪くないです。
マウス本体が小さいので手の大きさに依存しますが、形状自体は指を伸ばしても持ちやすいようになっています。
後部に膨らみがあり、手のひらとのフィット感も悪くありません。様々な角度でマウスを握っても不快に感じる部分はありません
しかし、エルゴノミクスマウスと比べると人差し指、中指のフィット感が少ないように感じます
つかみ持ち
- つかみ持ちとの相性はかなりいい
- 後部のふくらみのおかげで手首付近にフィット感あり
- 手が小さくてつかみ持ちをする人にはかなりおすすめ
- 浅めにつかみ持ちをすると後部の広がりが気になるかも
つかみ持ちとの相性はかなり良いです。
後部に程よい膨らみがあるので手のひらを固定しやすいです。この膨らみも主張しすぎるわけではないので多くの人が違和感なく持てるでしょう。
ただし、浅めにつかみ持ちをすると後部の広がりのせいで薬指・小指が外に追いやられてしまいます。
気になる人は注意した方がいいでしょう。
つまみ持ち
- つまみ持ちとの相性もいい
- 全長が短いので、指で操作した時に手のひらに干渉しづらい
- 浅めにつまみ持ちをすると小指・薬指が外に追いやられてしまうので注意
- コーティングのおかげで指が滑りにくい
つまみ持ちとの相性も悪くないです。
マウス本体の全長、幅ともに小さめのマウスなので手が小さい人でもつまみ持ちをしやすいと感じると思います
また、「後部に高さのあるマウス」と紹介してきましたが、つかみ持ちでも紹介したように適度な高さとなっているのでつまみ持ちをしたときに干渉しません。
また、つかみ持ちの時にもお伝えしたように、浅めにつまみ持ちをすると指が外に追いやられてしまい持ちづらく感じます。
後部の形状が気になる人は通常の左右対称マウスの方がいいかもしれません。
VAXEE ZYGEN NP-01S~NP-01と比べると~
NP-01SとNP-01のスペック比較はこちらから
全長 | NP-01S 118mm | NP-01 118mm |
横幅 | NP-01S 57mm | NP-01 60mm |
高さ | NP-01S 37mm | NP-01 39mm |
NP-01S | NP-01 | |
全長 | 118mm | 118mm |
横幅 | 57mm | 60mm |
高さ | 37mm | 39mm |
- 全長は同じ
- 高さと幅が狭くなっている
- NP-01の方が一回り大きい
- NP-01は「かぶせ持ち」「つかみ持ち」がおすすめ
- NP-01Sは「つかみ持ち」「つまみ持ち」がおすすめ
NP-01と比較すると全長は変わりませんが、高さと幅が狭くなっています。
数値上では少しの差になりますが、実際持ってみるとNP-01の方が一回り大きく感じます。
手のひらとマウス後部のフィット感もNP-01の方が強いです。
今までg pro x superlightのような中型サイズのマウスを使っていた人はNP-01をおすすめします。
逆にza13やviper miniなどの小型マウスを使っていた人はNP-01Sをおすすめします
また、持ち方の相性も変わっていて、NP-01は「かぶせ持ち」「つかみ持ち」が持ちやすく、「つまみ持ち」は少し持ちにくいように感じました
サイズ感が一回り違います。持ち方や手の大きさを参考にして選びましょう
VAXEE ZYGEN NP-01S~まとめ~
これまでNP-01Sの紹介をしました。ざっくりまとめると
- 非常に優れたビルドクオリティ
- 安定性を追求した設計
- 様々な持ち方を考慮した形状
- マウスホイールの動作音が大きく、ホイールボタンも硬い
- マウスソールが少し薄め
となっています。全体的なクオリティが非常に高く、動作の安定性が抜群なマウスとなっています
形状も優れており特別苦手な持ち方がないので、小型マウスを求めている人には胸を張っておすすめできる商品です。
今回紹介したのは有線モデルになりますが、お金に余裕のある人は同形状で無線モデルもあるのでそちらを購入してみてはいかがでしょうか。
以上でVAXEE NP-01Sのレビューを終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました!