こんにちは!
最近は人工知能ブームで、特にディープラーニングといった技術が注目され始めました。
今回は、そんなディープラーニングの資格であるG検定に合格したのでその話をしたいと思います!
目次
G検定とは
G検定とは、日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催しているディープラーニングの試験です。
JDLAの資格試験には2つあります。
- G検定
ディープラーニングに関する知識を有し、事業活用する人材(ジェネラリスト)の育成を目指す。 - E資格
ディープラーニングに関する知識を有し、ディープラーニングを実装する人材(エンジニア)の育成を目指す。
G検定は一般向け、E資格はエンジニア向けの認識でよさそうです。
今回はG検定に絞ってご紹介させていただきますね。
以下はG検定の概要です。(JDLA Deep Learning for GENERAL2019 #1 参照)
- 概要:ディープラーニングを事業に活かすための知識を有しているかを検定する
- 受験資格:制限なし
- 試験概要:120分、小問226の知識問題(多肢選択式)、オンライン実施(自宅受験)
- 受験料: 一般 12,000円+税 学生 5,000円+税
- 申込: G検定受験サイトよりお申し込み(クレジットカード決済またはコンビニ決済)
難易度
公表されている開催結果は以下の通りです。(2019年4月現在)
合格率を見てもらったら分かるのですが、めちゃくちゃ高いです。
ただし、簡単かと言われるとそうでもないです。
どんな問題が出るか
実際に出題された問題は言えないことになっているので、JDLAが公開している例題を引用させていただきます。
問題:以下の文章は、さまざまな機械学習の手法について述べたものである。空欄に最もよく当てはまる選択肢を、語群の中から1つずつ選べ。
学習データに教師データと呼ばれる正解ラベルつきのデータを用いる手法は(ア)と呼ばれ、対照的に正解ラベルがないデータを利用する手法は(イ)と呼ばれる。また、正解ラベルが一部のサンプルにのみ与えられている(ウ)という手法も存在する。
- 教師なし学習
- 教師あり学習
- 強化学習
- 表現学習
- マルチタスク学習
- 半教師あり学習
- 多様体学習
模範解答は公表されていませんが、この問題の正解は
(ア)2(教師あり学習)
(イ)1(教師なし学習)
(ウ)6(半教師あり学習)
ですね。
これはサービス問題なので、試験で出たら間違いなく取れないといけない問題です。
これから勉強を始めようとしている方は解けなくても全く問題ありません。
以下では僕が試験に向けてやったことをご紹介していきます!
この通りやればほぼ間違いなく受かるくらいのレベルにはなると思うのでご安心を。
合格点
合格点は公表されていないので何点で合格かとかは分からないです。
しかし調べたり、合格者の話を聞いた感じだと、だいたい6割取れていたら合格するみたいです。
これからご紹介する方法で勉強すれば、合格点なんて気にしなくてもいいくらい高得点が取れると思うのでぜひ参考にしてみてください!
G検定に向けてやったこと
勉強開始時の状況
勉強開始時の状況
- 知識ゼロ
- 試験まであと1週間
割と絶望的だと思いながらも、申し込み期限が1週間前までだったのでとりあえず受けてみようと思い切って申し込みました。
参考書・問題集
2冊をメインに勉強しました。これだけやっておけば大丈夫です!
1冊目
JDLAの公式テキストです。
まずはこの本から読みましょう!初めてでも分かりやすく、簡潔にまとまっています。めちゃくちゃ分かりやすいです。
2冊目
問題集です。正直本番の問題とほぼかぶってました。これはマジでオススメ。
勉強方法
1日目~3日目
1冊目で紹介した公式テキストを読み流します。
1週目は出てきた内容を覚えなくていいので、流れを把握するために軽く読み流します。8章9章は読まなくていいです。読むとしても、なんかいろんな分野で応用されてるんだなディープラーニングすげぇくらいに思っておけばいいです。
通勤・通学の電車内でさらっと読むイメージ。
1日で詰めることもできると思うので、本当に時間がない人は1日で読んじゃってください。
4日目
1冊目の公式テキストをもう1,2週する。
この時単語を聞いて、あーあれね、くらいになってればOK!
最低限、時系列くらいは把握しておきたいです。
第1次AIブーム→第2次AIブーム→第3次AIブーム
この流れで、それぞれのブームの火付け役、直面した課題は何かを押さえておきましょう。確実な得点源になります。
時間がない人はもう1週した後に、2冊目に移って問題ないかと思います。
5日目~6日目
2冊目の問題集をやりましょう。
分からない問題もちょくちょくありますが、特に気にしなくてもいいです。
まあだいたい解けるかなという感覚があれば受かる気がします。
7日目(試験当日)
2冊目の問題集がまだ終わっていなかったら取り合えず終わらせ、終わっていたら間違ったところを確認しましょう。
それでも時まだ間が余っていたら、1冊目の公式テキストを見返して自信をつけ試験に臨みましょう!
G検定を受ける直前の準備
試験会場は自宅です。ネットで調べようと思ったら普通に調べながら試験問題を解くことができます!
ただ、僕が紹介した2冊をやっておけば調べなくても受かるくらいのレベルになっているとは思いますけどね。
試験に準備するものは以下のものです。
G検定に用意するもの
- 鉛筆、裏紙
- 公式テキスト(1冊目)
- 問題集(2冊目)
- インターネット環境
計算の多いものは出ないので、電卓などは必要ないです。僕は鉛筆を用意していましたが、使ってないような気がします。
G検定を受けるにあたっての注意点
時間との勝負になります!
インターネットで調べられるといいましたが、すべて調べていたら間違いなく時間が足りません。
簡単な問題をいかに早く解くかが重要になってきます。
法律系の問題は考えても分からないことがあるので、それっぽいものに適当に選んでおけばいいと思います。
G検定を受けてみて
ほとんど1冊目の公式テキストと2冊目で紹介した問題集からの出題だったと思います。
試験受けてる途中に驚きを隠せませんでした!
感覚ではおそらく9割は得点できたと思います。というか、9割くらい見たことある問題でした。
まとめ
今回はG検定についてお話しました。
これからディープラーニングはもっと実社会で活用され、社会基盤を大きく変える要素の1つになると思います。
ディープラーニングに興味がある方はぜひ受験を検討してみてください!
また、G検定の次はE資格に挑戦してみてください!
それではまた!